
【電気+ガスのセットプラン】あなたにぴったりな会社を徹底比較-地域やメリットデメリットも
2021.10.27
※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
電気とガスの小売販売自由化により、契約する会社を自由に選択できるようになりました。
また、自由化によって電気とガスをまとめるプランが各社で展開されています。
実際に電気とガスをまとめた場合、セットで契約するメリットとデメリット、契約する際の注意点などを紹介します。
INDEX
電気・ガスをセットで契約することのメリット・デメリット
電気・ガスをまとめて契約すると具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
3つのメリット
支払い先を一本化できる
まず、電気とガスの支払い先が一本化できるため、家計管理がシンプルになります。
引っ越し等で契約内容を変更するときも連絡先がひとつで済むので手間が省けるのもメリットです。
セット割引が適用できることがある
基本料金や従量料金がセットによって値引きされるだけでなく、通信やガソリンなど、それぞれの会社の強みをセットにしたサービスを組み合わせるとよりお得になる場合もあります。
しかし、トータルがお得になるとは限りませんので、シミュレーションを必ず行いましょう。
解約金・違約金がかからず契約できることがある
まとめて安くなったとしても、乗り換えて契約する際に「解約金や違約金が発生するのでは?」と思う方もいるのでしょう。
基本的に解約金や違約金は発生しません。
そのため、気軽に乗り換えることができることが多いです。
ただし、途中で解約した場合に違約金を設定している会社もあるので、契約前に確認しておきましょう。
3つのデメリット
契約の手続きが面倒と感じる
電気・ガスをまとめて契約する場合、これまで契約していた電気・ガスの契約を解約して、新たな手続きが必要になる場合もあります。
そのため、手続きが面倒だと感じることがあるかもしれません。
必ずしもセット契約が安くなるとは限らない
家族構成やライフスタイルによっては、電気とガスをセットで契約しても安くならない場合もあります。
自分の家庭の場合はどのくらい安くなるかを必ずシミュレーションしましょう。
ただし、電気・ガス代以外にもメリットがあるプランを用意している会社もあります。
例えば、電気・ガスをセットで利用すると料金の割引やポイントを還元するプランを提供する会社、電気・ガスと合わせてテレビやインターネット回線の料金が割引になるプランを提供する会社などがあります。
電気・ガス代が安くならなくても、他の部分でメリットを得られればお得といえるでしょう。
プロパンガス使用の場合にセット契約できないこともある
プロパンガス(LPガス)の場合、新電力会社が供給体制を新たに作ることは難しく、小売事業へ新たに参入しにくいという事情があります。
そのため、都市ガスと比較するとセットで契約できるサービスが少ないのが現状です。
今後、電力会社と提携してセット契約が展開されれば割引が期待できますが、そうでない場合は個別でもお得になるプランを検討する必要があります。
すでに契約している会社で「電気+ガスセットプラン」を検討する場合
東京電力エナジーパートナー
東京電力EPの電気と都市ガスをセット契約すると、ガスセット割が適用されます。
東京電力エナジーパートナーのメリット・デメリット
- 「とくとくガスプラン」を契約すると「ガス機器修理サービス」を受けられる
- 1~2年契約の場合、解約金が発生する場合がある
東京電力の「とくとくガスプラン」を契約すると「ガス機器修理サービス」がついてきます。
これは、ガスコンロやガス給湯器、ガスファンヒーターなどが故障した際に無料で修理が受けられます。
ただし、1~2年契約の場合、期間中に解約すると、解約金が発生することに注意しましょう。
1年契約の場合、契約期間満了日から遡った2カ月の間以外に解約する場合、期中解約金3,000円がかかります。
2年契約の場合、契約期間満了日から遡った2カ月の間以外に解約する場合、期中解約金5,000円がかかります。
主なセットプランと比較
スタンダードS+とくとくガスプラン
東京電力「ガスセット割」は、「スタンダードS」プランとガスの「とくとくガスプラン」をセットで契約することで、毎月の電気料金から102円引きされます。
また、「とくとくガスプラン」では、東京ガスの「一般料金」を契約している人は約3%の割引を受けることができるのです。
プラン名 | スタンダードS+とくとくガスプラン |
---|---|
料金 | 月々約9,027円 |
手数料 | 無料 |
解約金 | 2年契約の場合、期中解約金5,000円 1年契約の場合、期中解約金3,000円 |
おすすめの人 | 東京電力エナジーパートナーを利用している人 |
特典 | 「ガス機器修理サービス」 |
公式サイト | 東京電力エナジーパートナーの料金プランをチェック |
東京ガス
東京ガスのメリット・デメリット
- 電気とガスをセットで契約すると「生活まわり駆けつけサービス」が無料
- ずっとも電気の契約者は「電気トラブルサポート」が月額無料
- パッチョポイントがたまる
東京ガスの電気と都市ガスをセット契約すると、ガス・電気セット割が適用されます。
「ずっとも電気1S」「ずっとも電気1」「ずっとも電気2」を契約している方は、電気料金1,000円ごとに15ポイントのパッチョポイントがたまります。
たまったポイントはオリジナルグッズやdポイント、Tポイント、WAONポイントなどの提携ポイントへ交換することも可能です。
また、「ずっともガス」を契約している方は、ガス料金1,000円ごとに5ポイントのパッチョポイントがたまります。
電気とガスをセットで契約すると「生活まわり駆けつけサービス」が無料で受けられます。
水まわり、玄関鍵、窓ガラスのトラブル時に駆けつけて対応してくれる上に、24時間365日受付してくれます。
また、ずっとも電気の契約者は「電気トラブルサポート」も月額無料で受けられます。
これは「停電」「分電盤やブレーカーの不具合」「照明器具の不点灯・チラつき」などのトラブルが起きた場合、専門スタッフが応急対応を行うサービスです。
主なセットプランと比較
ずっとも電気1+従来の「一般料金」契約
プラン名 | ずっとも電気1+従来の「一般料金」契約 |
---|---|
料金 | 毎月の電気料金の基本料金および電力量料金の合計額から、当該合計額に0.5%を乗じた額を割引 |
手数料 | 無料 |
解約金 | 無料 |
おすすめの人 | 東京ガスを利用している人 |
特典 | 「生活まわり駆けつけサービス」「電気トラブルサポート」が無料 |
公式サイト | 東京ガスの料金プランをチェック |
新電力会社で「電気+ガスセットプラン」を検討する場合
Looopでんき
「Looopでんき」の新規申込受付は一時停止しています。
メリット・デメリット
- 「Looopでんき+ガス」契約でセット割を受けられる
- セット割は東京限定
「Looopでんき+ガス」契約で、毎月の電気の従量料金が約2%割引になります。
ただし、電気とガスのセット割は東京限定です。
東京以外では用意されていないサービスなので注意しましょう。
主なセットプランと比較
Looopでんき+ガス
電気は基本料金0円、電力量料金は一律26円40銭/kWh。
ガスは基本料金1,000円、従量料金は一律128円00銭/㎥で、一般家庭向けとなります。
プラン名 | Looopでんき+ガス |
---|---|
料金 | 月々約8,760円 |
手数料 | 無料 |
解約金 | 無料 |
おすすめの人 | 東京に住んでいる人 |
特典 | |
公式サイト | Looopでんきの料金プランをチェック |
よかエネ
よかエネのメリット・デメリット
- 毎月キャンペーンがある
- 他社でもっと安いガス会社が多くある
よかエネ公式ツイッターアカウントのツイートをリツイートした人の中から毎月100人に1人、次の電気代かガス代が無料になるキャンペーンを行っています。
また、ガスと電気をセットにすると、別々で契約した場合よりも電気代が最大12%安く、ガス代が最大5%安くなってお得です。
しかし、他社でもっと安いガス会社が多くあるのは気になる点です。
料金をとにかく安くしたいという方は、別の会社で電気とガスをセットにするか、電気ガスの契約を別々にするかを検討されることをおすすめします。
また、ツイッターを使用していない人は、毎月行われるキャンペーンに参加することができません。
主なセットプランと比較
よかエネガスプラン
プラン名 | よかエネガスプラン |
---|---|
料金 | 月々約99,000円 |
手数料 | 無料 |
解約金 | 無料 |
おすすめの人 | ツイッターを利用する人 |
特典 | 毎月のキャンペーンに参加できる |
公式サイト | よかエネの料金プランをチェック |
HTBエナジー
HTBエナジーのメリット・デメリット
- 「イツドコダレ!でんきガスセット」契約でセット割を受けられる
- 1年以内に解約すると解約金が発生する
「イツドコダレ!でんきガスセット」契約で割引が適用され、ガス料金から毎月102円割引となります。
1年以内に解約すると、2,640円の解約金が発生するので注意しましょう。
主なセットプランと比較
イツドコダレ!でんきガスセット
HTBエナジーの電気料金プランのいずれかと、HTBエナジーの都市ガス料金プラン「大江戸プラン まじめなガス料金A(東京ガスの一般料金よりも3%お得な料金設定)」のセット契約となります。
プラン名 | イツドコダレ!でんきガスセット |
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料金 | 月々約8,548円 |
手数料 | 無料 |
解約金 | 1年以内で解約する場合、2,640円 |
おすすめの人 | 電気とガスをまとめて契約したい人 |
特典 | - |
公式サイト | HTBエナジーの料金プランをチェック |
電気とガスをセットにすると、どのくらい安くなるのか
電気とガスをまとめて契約した場合、どのくらい安くなるかは人それぞれです。
一般的には、ガスよりも電気の使用量が多いご家庭の場合はお得になります。
電気・ガスの使用量が多いファミリーの世帯には、まとめて契約したほうが安くなるプランがそろっています。
例えばばLooopでんきの場合、一般的な2~3人家族(※)の個別に契約した場合と比べると、月に640円・年間で7,660円お得になります。
(※)電気40A、300 kWh/月、都市ガス使用量が35㎥/月の場合。
一方、電気をあまり使用していなかったり単身で在宅時間が少なかったりした場合、まとめて契約しないほうが安くなることもあります。
現在の料金をチェックしながら、各電力会社のホームページから料金シミュレーションしましょう。
【注意点】電気+ガスセットプランで安くならない場合もある
電気と都市ガスの両方を契約しても、必ずしもセット割があるわけではありません。
むしろ、電気とガスをセットで提供している場合、もともとの顧客の囲い込みが目的であることが多く、電気とガスを一緒に契約しても特典があるところは多くありません。
契約を検討されているところで、電気とガスのセット割がそもそもあるのかを確認してみることをおすすめします。
電気とガスを一緒に契約することが一番安い選択肢ではないことを理解してくださいね。
光熱費を下げるなら、別々で契約しておく手段も有効
光熱費の節約を考えた時に電気・ガスをまとめるよりもおすすめな方法は、安い新電力と安いガス会社をそれぞれ別で契約することです。
特に光熱費に占める割合が大きい電気を優先的に選ぶことが重要です。
光熱費のうち、電気代が最も高額
光熱費を下げる際、ガスよりも使用量が多いのが電気なので、電気代をメインに選びましょう。
電気は大手電力会社よりも、新電力の方が料金を安く設定している事が多いです。
まずは電気代が安くなる「新電力会社」との契約を検討しよう
まずは料金が安い新電力を探して契約しましょう。
安い新電力と契約するには、割引やキャンペーンではなく料金単価自体が安いところを探すことが重要です。
まとめ
電気・ガスセットがある会社のプランと特徴、割引などの詳細をご紹介しました。
電気とガスをセットにするなら、東京以外では地域の電力会社に、東京ではガスも提供している新電力にそれぞれまとめると良いでしょう。
そうすることで、料金も抑えつつ支払い管理も楽にすることができます。
※2021年10月27日現在の情報です。内容は変更になる場合があります。