カーリースとは?特徴やメリット・デメリットをわかりやすく解説
2021.06.02
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近年よく耳にするようになった「カーリース」。
気になりながらも、まだ利用されたことのない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、カーリースの特徴やメリットデメリットについて解説していきます。
初めて利用する方にもわかりやすく説明するので、ぜひ参考にしてください。
INDEX
カーリースとは?
カーリースの言葉の意味の通り、車をリースで借りて利用することです。
車を持たずに車を利用するという点でカーシェアリングやレンタカーと似ていますが、サービス内容は異なります。
カーシェアリングやレンタカーは1台の車を色々な人が利用して借りる仕組みですが、カーリースで利用するのは自分が選んだ1台の車だけ。
車を購入し所有する感覚に近い状態で車を借りることができます。
月々のリース代を払ってマイカーを持てる、お得なサービスです。
カーリースの特徴
カーリースの特徴を見ると、カーリースのサービスの魅力にすぐ気づくでしょう。
購入するよりお得で、気楽に保有できます。
- 所有者はカーリース会社なので、税金や保険などの支払いが免除になる
- 契約者は好きな車種を選んで利用できる
- 1年から11年など短期間・長期間の契約が選べる
- 車を他の利用者と共有することはないのでマイカーのように使える
カーリースの仕組み
「車を購入しないのに自分だけの車として所有可能になる」というのはどういうことでしょうか。
カーリースの仕組みについて説明していきます。
契約者が選んだ車をカーリース会社が購入し、利用者に貸します。
車の所有者はカーリース会社ですが、車を利用するのは契約者。
契約者が選んだ車をカーリースの会社が購入するので、車種を自分で選べます。
契約年数は契約時に選び、短期間で乗り換えることも可能です。
料金の払い方はローンを組むような形ですが、ローンで購入するより安くなる秘密があります。
カーリースは契約終了時の残価を差し引いた額を、月額料金として支払う仕組み。
車体価格のすべてを払う必要がないので、安い価格で借りられるというわけです。
契約終了時に予想される残価、つまり下取り価格はリース代には含まれません。
カーリースの月々の使用料は、残価を差し引いた車の価格を契約年数で割って算出されます。
車両の本体価格をすべて月々支払うローンより安くなるので、ローンで購入するよりもリーズナブルな価格で車を持つことができるでしょう。
カーリースのメリット・デメリット
カーリースのメリットを調べると、カーリースが人気の理由がわかります。
また、カーリースの注意点やデメリットも要チェックしましょう。
5つのメリット
カーリースのメリットを5つ紹介します。
車を保有する方法としてカーリースがよい選択といえる理由がたくさん見つかりますよ。
少額の初期費用で新車を持てる
車を買うなら、だれでも新車がほしいと思いますよね。
とはいえ車の購入には頭金などの初期費用や保険、税金の維持費もかかります。
費用を考えて新車はあきらめ、中古を購入する人も多いかもしれません。
カーリースなら頭金は不要です。
自動車税や車検、保険などの維持費は、すべてリース代に含まれるので必要ありません。
初期費用も維持費も安く、税金手続きの手間も省けます。
貯金がなくても新車を持てるカーリースは、コスト面でとても魅力的なサービスです。
出典:MOTOカーリース
車にかかる支出が一定になり家計が安定する
車を維持していくうえで欠かせない税金やメンテナンス代。
車のローン代だけでも家計に負担がかかるのに、突然の出費が生じるのが車の利用者にとって悩みのタネではないでしょうか?
カーリースを利用すれば税金は一切生じませんし、プランによってはメンテナンス代も任意保険代もコミコミになっています。
毎月の車にかかる支出が定額になるので、家計の収支を安定させたい人にぴったりの選択肢といえるでしょう。
好きな車種を選べる
自分の好みの車のメーカーや車種の新車を選べます。
国産メーカーはほぼ取り揃えがあるので、選択肢が豊富なのもうれしいですね。
手続きがすべてネットでできる
カーリースの手続きはすべてネットで完結できるので、契約するまでの手軽さもメリットの1つです。
車の選択も審査も、ネットで閲覧と申し込みが可能。
納車も自宅に来てくれるサービスを利用すれば、訪問は一切不要になります。
契約終了時も手続きは簡単。
通常、車を廃車にする場合や乗り換える場合は多くの手続きが必要になりますが、面倒な手続きはすべてカーリース会社にお願いできます。
選ぶカーリースのプランや会社によって車を返却する、自分の所有とする、乗り換えるなどの選択が可能です。
経費にできるので法人や個人事業主にもおすすめ
車の経費を計上する際は減価償却を計算するなど、少し複雑な経理が必要です。
カーリースの場合は、契約した利用料金をすべて丸ごと経費にでき他の計算はいらないので、経理がシンプルになるでしょう。
カーリースの車は所有権が契約者には与えられないので、固定資産税の納付も必要ありません。
節税と経理の簡素化が図れるので、法人や個人事業主にとってメリットの多い選択肢になるでしょう。
4つのデメメリット
メリットの多いカーリースですが、盲点もあるかもしれません。
注意して考慮したいデメリットも4つ見てみましょう。
契約途中の解約はできない
カーリースを契約したら契約年数を守る必要があります。
契約の途中で解約したり契約内容の変更をしたりするのは、原則不可能だと考えましょう。
事故などが原因で廃車になるなどの場合を除き、途中解約金などが高くかかります。
途中で何らかの変化が生じることが予想されるなら、契約年数や契約プランはよく検討してから申し込みましょう。
月間走行距離が決められている
プランや会社にもよりますが月間走行距離に上限がある場合、制限値を超えないよう走る必要があります。
平均500〜2,000kmの走行距離の制限が設定されています。
制限値を超えた場合は、追加費用が発生するので注意しましょう。
オープンエンド契約では契約終了後の追加料金が生じる
契約終了後に残価の精算が行われるオープンエンド契約には要注意です。
契約終了のタイミングの市場価格で残価が再計算され、追加料金が生じる可能性があります。
車を丁寧に利用して残価を高く残せる自信がないなら、残価精算のないクローズドエンド契約を選びましょう。
出典:ニコニコマイカーリース
車の自由なカスタマイズができない
まるで所有しているマイカーのように利用できるサービスですが、あくまでリースなので過剰なカスタマイズはできません。
賃貸住居と同じように、返却時に原状回復が求められるので気をつけましょう。
カーリースはどんな人に向いている?
カーリースのメリットや注意点を踏まえると、次のような人にカーリースはおすすめです。
- 新車がほしいけど貯金はない人
- 毎月の車にかかる費用を減らして月々の収支を安定させたい人
- メンテナンス・車検・税金の費用や手間を省きたい人
- 個人事業で車を経費にしたい人
- 短距離走行が多い人
- 短期間で乗り換えたい人
頭金なし、税金なし、保険料なしという0の条件が並ぶカーリースは、コストや手続きの簡素化を図りたい方にぴったりです。
車はほしいけどメンテナンスなどの維持が大変と思っている人は、メンテナンスも含まれているプランなどを探しましょう。
いっぽう長距離走行が多い人や、車の改造などが好きな人にはカーリースは向いていないかもしれません。
メンテナンスや車検などを自分で行うのが苦にならない人は、自分所有の車を購入するほうがいいでしょう。
購入とカーリースはどちらがお得か
購入とカーリースは実際のところ、どちらがお得なのでしょうか。
車を購入する場合、車検や車税、固定資産税、メンテナンス費用など自分の管理のもと行う必要があります。
手間やコストがかかりますが、知識に通じているなら安くできる部分もあるでしょう。
売りつけ買い付けがわかる人は、購入して乗り換え時に売るという選択肢もあります。
そうしたネゴシエーションが得意な人は、車を購入するほうがお得かもしれません。
一方カーリースは車にかかる費用がすべてリース料に含まれており、知識がなくても気軽に乗り換えられます。
カーリースは、特別なスキルがなくても安く車を維持し利用できるお得なサービスといえるでしょう。
カーリースの契約終了後は返却することもできますが、自分の所有として買い取りも可能です。
最終的に購入する場合、リースの支払総額よりも購入額のほうが安くなるかもしれません。
リース代にはリース会社の金利がかかる分、現金一括購入よりも高くなってしまうからです。
最終的な購入を考えているなら、カーリースより一括購入を検討しましょう。
出典:ニコニコマイカーリース
カーシェアやレンタカー,サブスクとカーリースの違いについて
車を借りるという方向性を考えると、カーシェアリングやレンタカー、サブスクリプションなどのサービスも選択肢に挙げられます。
カーリースとこれらのサービスはどう違うのでしょうか?
メリットとデメリットなどをまとめました。
メリット | デメリット | どんなひとにおすすめ? | 主なサービス | |
---|---|---|---|---|
カーシェア | 短時間で必要な時だけ利用可能 | 貸出中ですぐに利用できない場合がある 車のある場所まで足を運ぶ必要がある 会員費が必要になる |
ときどき短時間だけ車を使いたい人 | タイムズカー オリックスカーシェア |
カーリース | 月額料金だけで維持費は不要 いつでもマイカーのように利用できる 「わ」のナンバープレートではない |
途中解約ができない | いつでも自家用車として利用したい人 数年など長期にわたって車を利用したい人 |
トヨタKINTO ONE 定額カルモくん |
レンタカー | 短時間で必要な時だけ利用可能 燃料費も不要 |
レンタカー会社が用意している車から選ぶ 長期のレンタルは高コストになる |
数日間だけ利用したい人 | トヨタレンタカー ニッポンレンタカー |
サブスクリプション | 月額料金だけで維持費は不要 いつでもマイカーのように利用できる 「わ」のナンバープレートではない |
途中解約ができない | いつでも自家用車として利用したい人 数年など長期にわたって車を利用したい人 |
トヨタKINTO ONE 日産クリックモビ |
カーリースとサブスクリプションは、とても似ている形態のサービスで、ほぼ同じ特徴が見られます。
レンタカーやカーシェアリングは、より短期間、または少ない頻度での利用がおすすめです。
車を購入する代わりにカーシェアを頻繁に利用している人も多いようですが、その場合はカーリースのほうがお得になるので、ぜひ検討してみてくださいね。
カーリースを利用する際に知っておきたい3つの注意点
つぎに、便利なカーリースを利用するにあたって注意したい点をまとめました。
長所は短所と紙一重といわれますが、注意しないとカーリースのメリットがデメリットになってしまうかもしれません。
以下のポイントをよく吟味して利用しましょう。
丁寧に運転し、車内も綺麗な状態で返却する
事故などで全損になると強制的な途中解約になりますが、リース料や残価をまとめて支払わなければなりません。
大きな請求額となる場合もあるので、任意保険に入るのがおすすめです。
事故などがなくても返却時に価値が下がりすぎてしまわないよう、丁寧な運転を心がけましょう。
クローズドエンドなら契約終了後の精算金の心配はありませんが、オープンエンドで残価の再計算がある場合、車の扱い方によって精算額が高くなるかもしれません。
車内もきれいな状態に保ち、返却時に追加料金などが発生しないよう気を配りましょう。
出典:ORIXカーリース・オンライン、CARDAYS MAGAZINE
残価設定を高く見積もりすぎると契約終了後の支払いが負担になる
残価を高く見積もれば、月々のリース代は少なくできます。
契約者が任意で設定できるプランでは、月額料金を安くしようとして高すぎる残価設定をしないよう注意しましょう。
契約終了精算後、高額の追加料金が生じてしまうかもしれません。
カーリースの会社側で月額料金が安く設定されているプランなども、そうしたリスクが潜んでいます。
契約終了時の取引などをしっかり把握してから契約しましょう。
カーリースを利用する人は、7年間で約3倍に!
カーリースのサービスの需要はますます増加しています。
過去の調査では、7年間で約3倍に増加したというデータがあります。
車を買うより借りた方が利用しやすいという意見が強くなっていることが、数字にも表れていますね。
車を購入するよりカーリースを利用する人が、これから増えていくと考えられます。
カーリースの選択肢もさらに増え、利用しやすくなるでしょう。
お手頃な価格で車に乗りたいなら「KINTO」がおすすめ
カーリースを検討中なら、トヨタの車のサブスクリプション「KANTO ONE」のサービスをチェックしましょう。
トヨタの豊富な車種から好きな車に頭金なしで乗れるKANTOのサービスについて詳しく説明します。
サブスクリプションならではの3つのメリット
トヨタの「KANTO ONE」は、車のサブスクリプションサービスです。
サブスクリプションとは、月額料金を払ってサービスを一定期間利用するサービスを意味します。
KANTOは車のサブスクリプションとして、カーリースと同じ特徴をもつサービスを提供しています。
サブスクリプションのメリット
- 頭金0円で始められる
- 好きな車種を選べる
- 保険もメンテナンス代も含めた月額料金なので突然の出費がない
サブスクリプションのメリットはカーリースとほぼ同じで、貯金がなくても好きな車を利用し簡単に乗り換えられる点です。
サブスクリプションのサービスの中でもKANTOは、日本を代表するメーカーであるトヨタによるサービスなので、安心して利用できるでしょう。
KINTOをおすすめする3つの理由
KANTOのサブスクリプションならではのメリットがたくさんあります。
KANTOをおすすめする理由
- トヨタの最新車種に短期間で乗り換えられる
- メンテナンス代や任意保険代もすべてコミコミで契約できる
- Webで一括契約ができ、契約後1.5~2ヶ月で納車される
契約期間は3年、5年、7年から選べます。
トヨタのさまざまな人気の車から選んで、短期間で乗り換えを楽しめるでしょう。
メンテナンスの費用だけでなく、任意保険も月額料金に含まれているのも特徴的です。
年齢や等級に影響しない保険なので安心して利用できるでしょう。
まとめ
カーリースやサブスクリプションとは、月額料金を払ってマイカーを持てるお得なサービスです。
これらのサービスを利用すれば、とてもリーズナブルに車を持てますね。
初期費用も維持費も必要ないので、だれでも気軽に始められます。
車を使うことを考えている人は、ぜひ選択肢の一つとして検討してみてくださいね。
※2021年06月02日現在の情報です。内容は変更になる場合があります。