千葉県で梨狩りができる農園は?おすすめの時期や持ち物もご紹介!
2020.10.04
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秋はさまざまなフルーツが食べごろを迎える季節。
中でも、甘くてシャキシャキとした食感を楽しめる梨は、秋の代表的なフルーツのひとつです。
そんな梨のおいしさをいっぱいに堪能できるのが梨狩り!
もぎたて・新鮮な梨をその場でいただける贅沢な体験は、フルーツ狩りならではの醍醐味ですね。
当記事では、梨の収穫量日本一を誇る千葉県でおすすめの梨狩り農園を紹介します。
品種ごとの食べごろや特徴、梨狩りに持っていくと便利なアイテムなども合わせて紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
INDEX
梨狩りの時期は?
梨は8月から10月頃までにかけて、長く楽しめる果物です。
品種によって旬が違うため、梨狩りに行く時期によってさまざまな梨の味が楽しめます。
梨狩り可能な農園によって、取り扱う品種は異なります。
目的の農園で食べられる梨が旬を迎えているのか、事前に確認してから行くとより梨狩りが楽しめるでしょう。
梨の種類紹介
ここでは梨の種類と食べごろについて紹介します。
幸水(こうすい)
「幸水」は、8月上旬から下旬にかけて食べごろを迎える赤梨です。
甘みが強く、酸味はほとんど感じられません。
果肉がシャキシャキとした食感で、果汁が多いのが特徴です。
形は少し平たく、お尻が深くくぼんでいます。
果実の大きさは約250~300gくらいで、あまり日持ちはしません。
夏に収穫されるため、お盆の贈答用としても重宝されます。
豊水(ほうすい)
「豊水」は、8月下旬から9月中旬にかけて食べごろを迎える赤梨です。
甘みと酸味のバランスがほどよく、果汁はまるでジュースのようにたっぷり含んでいます。
国内でも生産量が多い品種です。
サイズは幸水よりも少し大きく、350~400gくらい。
日持ちも幸水より長いので、広く好まれています。
新高(にいたか)
「新高」は9月下旬から10月中旬に食べごろを迎える秋の梨で、晩生種の代表品種です。
重量は450~500gと非常に大型で、「梨の王様」とも呼ばれます。
食感はさっくりとしていて、濃厚な甘みと香りを楽しめるためとても人気です。
あきづき
「あきづき」は、9月中旬から下旬にかけて食べごろを迎える赤梨です。
幸水・豊水・新高の3つの品種の掛け合わせでできた品種のため、3つの品種の長所ばかりを持ち合わせていると言われています。
糖度が非常に高く、かつシャリシャリとした食感を楽しめます。
果汁はたっぷりで、非常にフルーティーです。
重量は500gほどと大きく、しっかりとした食べごたえ。
2001年に品種登録されたばかりの比較的新しい品種で、近年人気が高まってきています。
かおり
「かおり」は9月中旬に食べごろを迎える青梨で、千葉県白井市のキャラクター「かおりちゃん」の名前のもとになっている品種です。
香りが良いことから「かおり」と呼ばれていますが、正式名称は「平塚16号」といいます。
爽やかな甘みと香りが特徴です。
果実は大玉で肉質が良いですが、栽培が難しく日持ちもしにくいという特徴から、あまり市場には出回らない希少な品種。
かおりを扱っている梨狩り農園を見かけたら、ぜひそのまぼろしの味を味わってみてはいかがでしょうか?
秋麗(しゅうれい)
「秋麗」は、8月中旬から下旬にかけて食べごろを迎える青梨です。
背が低めで少し平べったい形、大きさは350g前後になります。
糖度が13度前後と非常に高く、酸味はほとんど感じられません。
表面がまだら模様になる「サビ」が生じますが、これは青梨全般にいえる特徴です。
袋をかけて栽培することでサビは防げますが、秋麗ならではの糖度を引き出すためにあえて無袋で栽培します。
千葉県にはあまり出回らない品種ですが、直売所などでその姿を見かけられるかもしれません。
梨狩りに持っていくと便利なもの
いざ梨狩りへ!と思っても、これまで経験がないと「何を持っていけばいい?」と迷ってしまいますよね。
ここでは筆者が実際に梨狩りに行ったときの経験もまじえ、梨狩りに持っていくと便利なアイテムをご紹介します。
まな板と包丁(ナイフ)
梨の皮を剥くためのナイフはどこの農園でも貸し出しを行っています。
しかし切れ味がいまいちだったり、使い慣れていないため上手に切れなかったり…といったアクシデントが起こることも。
そのため、自宅から使い慣れたナイフを持っていくと安心です。
また、梨を手に持ったまま上手にシュルシュルと皮が剥ける器用な人ばかりではありませんよね。
まな板があれば、むいたり切ったりが簡単になりますよ。
ピーラー
ナイフでの皮むきが不安な人は、ピーラーを持っていくと安心です。
梨狩りに行くと何個も梨を食べることになるので、ナイフを使うのが疲れてくるかもしれません。
そんなときにも、ピーラーがあれば楽ちんですよ。
ウェットティッシュ
梨を切ったり食べたときに果汁が手や顔について、そこらじゅうベタベタになります。
洗い場がそばにあるとも限りませんので、その場でさっと拭けるようウェットティッシュがあるととても便利です。
虫除けスプレー、虫刺されの薬
農園には、梨の甘い香りに誘われていろいろな虫がいっぱい!
梨狩りを始める前にあらかじめ虫除けスプレーをふっておき、もし刺されてしまったとき用の薬を持っていくと安心です。
子どもには、腕や足につけておける虫除けリングもおすすめですよ。
ゴミ袋
梨の皮や種などは、その場に捨てるわけにはいきません。
農園によっては、皮を捨てる用のバケツを貸しいしてくれるところもあるでしょうが、念の為ゴミを入れるための袋を何枚か持っていくと良いですね。
皮や種などの他、ウェットティッシュなどのゴミを入れるのにも重宝します。
レジャーシート
時間無制限で食べられる梨狩りの場合、レジャーシートを持ち込んでピクニック気分で楽しむのもアリですね。
ベンチやテーブルの数が十分でないこともありますし、パーソナルスペースを確保できると安心して梨狩りを楽しめます。
持ち込みが許可されているかどうかは、事前に農園に確認しましょう。
絆創膏
慣れないナイフで切ったり、園内で転んでケガをしたりした場合、何かとあると便利なのが絆創膏です。
子ども連れの場合はとくにあった方が安心ですね。
梨狩りのルール
農園によってルールを取り決めているため、事前によく確認するようにしましょう。
ここでは、代表的なルールをご紹介します。
梨を無理に引っ張らない
梨は枝の先になっています。
もぎ取るときは無理に引っ張らず、梨のお尻を優しく持って枝の方向へ軽く傾けるだけでOK。
引っ張ると木を傷つける原因になるため、やめましょう。
スタッフさんに案内される際に説明があるはずですが、わからないことがあればその都度質問してくださいね。
クーラーボックスの持ち込みは要確認
梨は冷やして食べた方がおいしいですよね。
そのため、「クーラーボックスを持ち込めばいいのでは?」と考える人もいると思います。
しかし、農園によっては梨の持ち出しを防ぐため、クーラーボックスや大きなカバンの持ち込みを禁止しているところがあります。
どうしてもクーラーボックスを持ち込みたい場合は必ず事前に確認をし、許可を得てから持ち込むようにしましょう。
もちろん、梨の持ち出しは厳禁です。
持ち出しは別料金
梨狩りの料金はあくまで「もぎ取り」の料金なので、梨を持ち帰りたい場合は別途料金が発生するのが一般的です。
また食べ放題は、あくまで食べられる量だけを取るのがルール。
いっぱい取ったはいいものの、こんなに食べられない!なんて事態を避けるため、お腹と相談しながらもぎ取りましょう。
千葉のおすすめ梨狩りスポット
梨の栽培が盛んな千葉県では、たくさんの農園で梨狩りが行われています。
それぞれ扱っている品種や料金などが異なるため、どこに行こうかあれこれと計画を立ててみてくださいね。
小川園(鎌ケ谷市)
鎌ケ谷市観光農業組合加盟店の小川園では、時間無制限・食べ放題の梨狩りとぶどう狩りを実施しています。
梨狩り可能な品種は、以下の10種類。
- 豊水
- 陽光
- 清玉
- 菊水
- かおり
- 南水
- 新興
- あきづき
- ゆたか
- 新高
非常に多くの品種を取り扱っているため、梨狩りを行う時期によってさまざまな梨が食べ比べできます。
梨狩りの料金は、大人・小学生で1,000円。
16時までの受付で、時間無制限で食べ放題です。
所在地:千葉県鎌ケ谷市くぬぎ山4-4-3
むつみ石井梨園(松戸市)
松戸市にある梨園で、メディアでも紹介されたことのある有名スポットです。
梨狩り可能な品種は、以下の9種類。
- 幸水
- 豊水
- かおり
- あきづき
- 新高
- 二十世紀
- ラ・フランス
- にっこり
- かんた
希少品種の「かおり」の他、あまり見かけない品種も食べられます。
むつみ石井梨園では、時期によっては梨の食べ放題も行っていますが、基本はもぎ取った分を精算する仕組みなようです。
食べ放題料金は小学生以上で1,000円、もぎ取り価格は1kgあたり750円です。
所在地:千葉県松戸市六実3丁目32-3
石井テル園(鎌ケ谷市)
鎌ケ谷市にある農園で、梨狩りとぶどう狩りを楽しめる他、さつまいもの産直も行っています。
梨狩り可能な品種は、以下の通りです。
- 豊水
- 南水
- 新星
- 新興 他
この他にもあるようなので、訪れる時期によっていろいろと楽しめそうですね。
梨狩り料金は1人当たり900円。
レジャーシートの持ち込みが可能です。
お弁当の持参もOKとなっているため、ピクニック気分で1日ゆっくりと過ごすのも楽しそう♪
所在地:千葉県鎌ケ谷市鎌ケ谷7-8-69
おわりに
秋の味覚の代表格、梨狩りについてご紹介しました。
梨とひと口にいってもいろいろと品種があり、見た目も味わいもそれぞれ。
何度も時期をかえて訪れて、さまざまな品種を食べ比べてみると楽しそうですね。
食べ放題やもぎ取りを行っている農園では、持ち帰り用の販売も同時に行っていることがほとんどなので、農園で好みの味を見つけたらそれを購入し、お土産に持ち帰ってみましょう。
家でゆっくりと食べるとまた違った感想が出てくるかも。
この時期ならではの楽しみ方を、家族でいろいろと模索してみてくださいね。