カーテン選びのポイントを押さえて「おうち時間」を快適に過ごそう!
2020.05.14
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カーテンは、日差しの調節や視線隠しだけでなく、インテリアコーディネートに重要な役割を持つファブリックです。
「おうち時間の気分転換にカーテンを変えたい!」と思っている方も多いのでは?
しかし、いざカーテンを購入しようと思っても、選び方が分からず無難なデザインばかりを選んだり…カーテン選びの悩みはつきません。
カーテンは、お部屋の印象を大きく左右するアイテムであり、目的に合った機能を持つものを選ぶのがベストです。
ここでは、カーテンの種類や採寸方法、目的別で必要な機能、色の選び方について解説します。
「カーテンを購入したいけど選び方が分からない」「カーテンでお部屋をオシャレにしたい」という人はぜひ参考にしてください!
INDEX
カーテンの種類
カーテンには、ブラインドやロールカーテン、シェードなどさまざまな種類がありますが、一般的には「ダブルカーテン」を指すことが多いです。
ダブルカーテンは、光を通す薄手のカーテンと厚手のカーテンを組み合わせたもの。
そこでまずは、カーテンとして広く認知されているダブルカーテンを構成する、2種類のカーテンについて説明します。
厚地(ドレープ)カーテン
薄手のカーテンに重ねて使う厚手のカーテンは、ドレープカーテンと呼ばれます。
素材はポリエステルやアクリル、レーヨン、綿などさまざまですが、最近は耐久性や光沢感のあるポリエステルが主流です。
また、柄や色の種類が豊富なだけでなく、遮熱や遮光、防炎などさまざまな機能を持っているものがあります。
そのため、ドレープカーテンはインテリアや快適性を決める重要なアイテムと言っても過言ではありません。
レースカーテン
レースカーテンは、レース生地でできた薄手のカーテン。
ドレープカーテンとは違い光を通すのでお部屋を明るくしてくれるでしょう。
一口にレースカーテンと言っても、風通しが良いものから中が見えにくいものまでさまざまな種類があります。
デザインのバリエーションは、ドレープカーテンほど多くありませんが、よく考えずに購入すると後悔することになりかねません。
レースカーテンは、どれくらい透けて見えるかをしっかり確認してから選びましょう。
カーテンの仕様
カーテンは、大きく分けると「タック仕様」と「フラット仕様」の2種類があります。
ここでは2種類の仕様について、それぞれの特徴やメリットを説明します。
タック仕様
タック仕様とは、カーテンのフックをかける部分がヒダになっているものを指します。
仕上がり幅の1.5~2.5倍の生地を使い、2つ山または3つ山のヒダを施すのが一般的です。
使う生地が多いほど高級感があるとされており、2.5倍で3つ山ヒダは「高級仕様」とも呼ばれます。
また、ヒダがあることで、カーテンを束ねるときにコンパクトにまとまるというメリットも!
フラット仕様
フラット仕様とは、ヒダがなくフラットな仕上がりのカーテンを指します。
カーテンレール幅と同じ量の生地を使ったものから、1.5倍以上の生地を使ったものまであり、生地の横幅によってウェーブ感を調整できるのも特徴です。
フラット仕様は、ヒダがない分カーテンの柄がはっきり見え、窓辺がすっきりした印象になります。
ただし、タック仕様に比べてフラット仕様は、遮熱性や遮光性などの機能が劣る傾向があるので注意しましょう。
カーテンの採寸方法
カーテンを購入するにあたって採寸は必要不可欠です。
しかし、いざやってみると「どこからどこまで測るの?」「だいたいのサイズでいいか…」と思ったことはありませんか?
そこで次に、カーテンの正しい採寸方法をお伝えします。
幅の測り方
カーテンの幅は、窓や現在使っているカーテンの幅ではなく「カーテンレール」の長さを測ります。
カーテンレールの長さとは、両端にある固定フックの間の長さです。
装飾レールの場合は、装飾キャップの付け根の間の長さを測ってください。
カーテンは、カーテンレールの幅より5~15%長いものが理想です。
そのため、「計測した幅×1.05~1.15」を計算し、ベストなカーテンの幅を算出してみましょう。
高さの測り方
高さは窓のタイプによって測り方が異なります。
掃き出し窓の場合はレールのフックから床までの長さを測ってください。
床にカーテンが付いてしまうと、汚れやすく見た目も良くないので、レール~床の長さからマイナス1~2cm程度が理想です。
腰窓や出窓の場合は、レールから下の窓枠までの長さを測りましょう。
この場合は、カーテンが短いと見た目も機能も良くないので、下に10~15cm垂らします。
ピッタリの長さにするより少し長めにした方が、冷気や日差しをしっかり遮ることができるでしょう。
部屋別に機能で選ぶ
カーテンの種類を知り採寸を済ませたら、いよいよ次はカーテン選びです。
カーテンを選ぶ時には柄や色にばかり目がいきがちですが、機能にも注目しましょう。
ここでは、リビングや寝室、子供部屋など部屋別の選び方を、おすすめ機能とともに紹介します。
リビング・ダイニング
リビングやダイニングは、家族がそろうくつろぎの場所であり、来客を迎える「家の顔」となる場所です。
大きな掃き出し窓がある場合も多いため、カーテンはインテリアの要になります。
そのため、リビングやダイニングではいろいろな人がくつろげるよう、彩度が低めの落ち着いた印象のデザインを選ぶと良いでしょう。
1階なら、光を取り入れつつ外から見えにくいレースカーテンがおすすめです。
さらに、比較的長く過ごす部屋なので、温度や湿度を快適に保つために、遮熱機能のあるカーテンを選ぶと良いですね。
寝室
寝室は、あまり人に見られることはないので、基本的には自分の好きなデザインで問題ありません。
ただし、睡眠をとるための場所なので、興奮作用のあるレッド系のカーテンは避けた方が良いです。
また、よりリラックスした空間を作りたい人には遮光や防音機能の高いカーテンがおすすめ。
反対に、朝日をたくさん浴びて目覚めたい人は、薄手の非遮光カーテンが良いでしょう。
子供部屋
子供部屋は、子供自身が楽しく過ごせるよう、好きな柄やカラーのカーテンを選ぶのも良いですが、成長に伴い好みも変わります。
動物や乗り物、ハート柄などのカーテンはとてもかわいいですが、長く使うことを考えると現実的ではありません。
チェックや無地、ストライプなどシンプルなデザインが望ましいでしょう。
機能としては、子供部屋には遮光カーテンはあまり向いていません。
「紫外線から子供を守りたい」という気持ちは分かりますが、太陽の光を浴びることは体内時計を保ったり免疫力を上げたりする役割があります。
特別に西日がきつい、朝日がまぶしいといった場合を除いて、子供部屋には遮光機能の低いカーテンを選びましょう。
高層階マンション
タワーマンションの高層階は窓から人に見られることが少ないため、「カーテンは必要?」と思う人もいるでしょう。
しかし、カーテンには紫外線を防ぐ、空調を効きやすくするという効果もあるため、高層階であっても必要です。
特に、高層階は夏場の室温が高くなるため、遮熱効果の高いカーテンがおすすめですね。
また、消防法で「高さ31メートルを超える高層マンションでは、防炎カーテンでなければならない」と定められています。
マンションの高層階では、防炎・遮熱機能のあるカーテンを選びましょう。
色を選ぶ
カーテンを選ぶにあたって最も気になるのが色ではないでしょうか?
どんな色が合うのか分からないからといって、無難な色ばかりを選ぶのはもったいないです。
ここでは、カーテンの色の選び方について解説します。
部屋の配色を考える
カーテンの色を選ぶときには、まず部屋全体の配色を考えましょう。
部屋の色はベースカラー(70%)、メインカラー(25%)、アクセントカラー(5%)の3つに分類できます。
ベースカラーは床や壁、天井など部屋の基本となる色、メインカラーはソファやカーテンなど部屋の雰囲気を決める色、アクセントカラーはクッションや小物雑貨などメリハリを出すための色です。
カーテンはメインカラーにあたり、部屋のインテリアを決める重要な役割を担っています。
これを意識して、同じくメインカラーであるカーペットやソファ、家具と親和性のある色を選びましょう。
緑系
緑は目に優しい色であり、自然をイメージさせることから癒しやリラックスを与える色でもあります。
そのため、寝室やリビング、書斎など一息ついてリラックスしたい場所にピッタリです。
淡い緑から深い緑までさまざまな色がありますが、緑は比較的他の色とも調和しやすいので取り入れやすいカラーといえます。
また、無地のカーテンも良いですが、植物柄の入ったデザインもインテリアになじみやすいでしょう。
オレンジ・黄系
オレンジや黄色は、心を陽気にして食欲を増進させる色です。
カーテンをオレンジや黄色にすることで部屋全体が明るい雰囲気になります。
ダイニングや子供部屋などにおすすめです。
反対に、ゆったりと過ごしたいリビングや寝室にはあまり向いていません。
また、彩度が高い黄色は面積が広いと明るすぎる場合もあるため、白が混ざった黄色やアクセントとして黄色が入っているものが使いやすいでしょう。
青系
水色や紺、群青などの青系は、興奮した神経を落ち着かせてくれる色です。
また、集中力を高める効果も期待されるため、書斎や勉強部屋にぴったりです。
清涼感があるので水回りにも良いでしょう。
ただし、食欲を抑える作用や温度を低く感じさせる作用があるため、ダイニングやリビングにはあまりおすすめできません。
基本的には、人が集まる場所よりもプライベートルーム向きの色です。
グレー・黒系
黒はスタイリッシュで生活感を感じさせない色のため、特に男性に好まれる傾向があります。
光をしっかりと遮ってくれるので、仕事や趣味の部屋に向いています。
ただし、面積が大きいと暗い印象になるので、取り入れる場所やデザインに注意しましょう。
一方グレーは、黒よりも刺激が弱く柔軟な印象を与える色です。
さまざまな色と合わせやすく、インテリアを邪魔しないため、どんな部屋にもおすすめですよ。
他の色を引き立たせる効果もあるため、小物雑貨をアクセントに置きたい場合にも良いでしょう。
家全体のバランスを考えたカーテン選びを
各部屋のカーテン選びと同時に家全体の印象も考えると統一性が生まれます。
たとえばリビングとダイニングにそれぞれ窓があったら、複数のカーテンが必要ですね。
リビングに隣接した和室のカーテンは?と統一性を考えると悩みも増えていきます。
そこで、たくさんのショップを見てまわれるうえ、お買い得商品のあるアウトレットモールに足を運んでみてはいかがでしょう。
店内のインテリアに刺激を受けてイメージも湧いてきそうです。
一度に複数のブランドを比較できるので、きっとお気に入りのカーテンが見つかりますよ!
まとめ
カーテンはインテリアの印象を大きく左右し、生活環境にも影響を与える重要なアイテムです。
デザインを選ぶときは、部屋全体の配色を意識し、ソファやカーペットなど他の家具と親和性の高いものを選びましょう。
また、色やデザインだけでなく、タック仕様かフラット仕様か、遮熱や遮光、防音の機能はあるかという点も重要です。
リビングや寝室、子供部屋など場所によっても向いているカーテンの色や機能は異なるため、目的に応じて最適なカーテンを選び、おうち時間を快適にしましょう。