【加熱×気化】ハイブリッド式加湿器の特徴やおすすめを徹底紹介
2020.12.18
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ウイルスや肌荒れなど、湿度が低い環境にはさまざまなリスクが潜んでいます。
乾燥する季節には、加湿器が手放せないという方も多いのではないでしょうか?
色々なタイプの加湿器が出回っていますが、それだけに違いも分かりにくくなっているかもしれません。
この記事では、「加熱式(スチーム式)」と「気化式」を組み合わせた「ハイブリッド式加湿器」について解説しています。
おすすめ加湿器の紹介もしているので、ぜひ参考にしてください。
INDEX
ハイブリッド式加湿器とは?
加湿器には、加熱式(スチーム式)、気化式、超音波式といったさまざまなタイプがあります。
それらの中から、二つの加熱方式を組み合わせた製品が、「ハイブリッド式加湿器」です。
部屋を効率よく加湿できるので、近年特に人気があります。
ハイブリッド式加湿器は大きく二つのタイプに分けられます。
「加熱気化式」と「加熱超音波式」です。
どちらも加熱式を用いるということは共通しています。
今回紹介する加熱気化式は、水分を含んだフィルターに温風を当てて気化し、加湿するという仕組みです。
ハイブリッド式加湿器のメリット
加湿力のみに注目するのであれば、最も優れたタイプはハイブリッド式ではありません。
加湿力ナンバーワンは、水を蒸発させて湯気を送り出し続ける加熱式です。
しかし、電気代がかかる、熱い蒸気が出て危険といったデメリットがあります。
さらに最も電気代が安いのは、気化式です。
フィルターに風を当てて気化させるという仕組みで、水を暖めるためのヒーターがないので、消費電力を抑えられます。
ただし、細かい加湿量の調整ができない、加湿力そのものが他のタイプに比べると劣るという難点もあります。
また、水分を含んだ風が出るので部屋の温度が少し下がってしまいます。
かなりの部分を自然の力に頼っているので、使用者の思い通りにならないことが多くなってしまうのです。
加熱気化式は加熱式と気化式のいいとこ取り
そんな加熱式と気化式の両方のメリットを活かしつつ、デメリットを補い合ったタイプが、加熱気化式です。
熱だけでなく、風も水分を蒸発させるので、加熱式よりも電気代が抑えられ、加湿スピードが速いという特長があります。
また、蒸気がそれほど熱くならないので、安全性の面でも優れています。
冷たい風が出ないので、室温が下がることもありません。
音も比較的静かな製品が多いので、さまざまなシーンに対応できます。
手早く加熱したい、子どもやペットの安全を守りたいなど、ハイブリッド式加湿器はさまざまなニーズに応えられるタイプです。
コストや性能など、さまざまな面から総合的に判断してハイブリッド式を選ぶ方も大勢います。
「迷ったらハイブリッド!」と言いたくなるような安心感があります。
ハイブリッド式加湿器のデメリット
大変使いやすいハイブリッド式加湿器ですが、デメリットがないわけではありません。
購入を検討する際は、マイナスのポイントもしっかりと把握して他のタイプと比べてください。
まずは価格。
水を加熱するためのヒーター、送風のためのファンなど、構造が複雑なので、その分、本体価格が高めに設定されています。
コストを気にするのであれば、電気代との兼ね合いで、どのタイプが一番お得か判断するとよいでしょう。
手入れの大変さもよく指摘されるポイントです。
加熱式も同様ですが、フィルターは清潔な状態を保っておかなければなりません。
常に濡れているフィルターは、お手入れを怠るとカビが生え、不衛生な状態になってしまいます。
加湿器選びのポイント
ハイブリッド式加湿器の特徴について説明しました。
しかし、それだけではどのような製品を選べばよいかまでは分からないですよね。
加湿器選びのポイントについて何点か紹介します。
部屋の広さ
加湿器には加湿能力を示す「ml/h」という数値が設けられています。
1時間でどれくらい加湿できるかを示していて、「500ml/h」であれば1時間に500mlです。
また、多くの製品には「木造和室約〇畳、プレハブ洋室約〇畳」というように適用床面積が分かりやすく示されています。
木造和室は空気の出入りが多く加湿器の効果が薄まるなど、部屋のタイプによっても効果が違ってくるので気をつけてください。
天井が高い、ロフト付き、L字型などの特徴がある部屋も同様です。
部屋の環境による影響も無視できません。
大きな換気扇がある部屋や日当たりのよい部屋は、湿度が上がりにくい傾向があります。
そうした部屋での使用を検討している場合は、加湿力がワンランク上の製品を選ぶとよいでしょう。
加湿量が足りない製品を稼働させ続けるよりも、電気代が安くすみます。
連続加湿時間
部屋にいる間、ずっと加湿しておきたいという方は、連続加湿時間が長い製品を選ぶとよいでしょう。
特に寝室に置く場合は、就寝の時間から朝まで給水を行わずに済むものがおすすめです。
また、連続加湿時間が短いと、給水の頻度も増して加湿器の使用が面倒になってしまうかもしれません。
快適に使い続けるためにも、自分に合った連続加湿時間をしっかりと見極めましょう。
ただし、連続加湿時間が長い加湿器にも気を付けなればならないポイントが、タンクの容量。
大きければその分、長く加湿を続けられますが、給水の際の持ち運びが大変です。
給水の頻度とタンクの持ち運びやすさ。
この二つのバランスを考えて、自分に合ったサイズを選んでください。
電気代
乾燥する季節には、加湿器を一日中つけっぱなしという方も少なくはないでしょう。
節約を考えるのであれば、消費電力(ワット数)が低い製品を選んでください。
エコモード、タイマーなどの機能も電気代の節約に繋がります。
あると便利な付属機能は?
よりに快適に、効率よく加湿するための便利な機能を持った加湿器が数多く発売されています。
前述のエコモード、タイマーは代表的な例ですね。
他にもアロマオイルを入れて香りを楽しめる機能や、のどや肌のケアのために湿度を高めに設定する機能など多彩なラインナップがあります。
一例を挙げてみたので、それぞれのライフスタイルに合った機能を探してみてください。
エコモード
エコモードは、ヒーターの運転を自動で停止するなど、省エネ運転に切り替える機能です。
最初は通常運転で、適切な湿度になったら、省エネに切り替える機能をもった製品もあります。
タイマー
タイマーはその名の通り、設定した時間になったら自動的に電源が切れる機能です。
外出時に電源を切り忘れて加湿したままという失敗を防げます。
就寝時にタイマーを設定して、寝ている間に加湿を停止させるという使い方も。
自動湿度調整
湿度を常に一定に保ってくれる自動運転機能も便利です。
長時間放置していても過加湿にならず、乾燥しやすい部屋でも快適な状態を保ってくれるでしょう。
こまめにいじる必要が無く、設定も簡単なので、機械が苦手な方でも安心です。
空焚き防止機能もあると安心です。
タンクに水がないのにヒーターが作動しているという危険な状態を防いでくれます。
チャイルドロック
ハイブリッド式加湿器が加熱式加湿器より安全であるとは先にも触れましたが、ヒーターを使用しているためリスクがまったくないとは言いきれません。
安全性を重視するのであれば、チャイルドロックや転倒防止機能にも注目してみてください。
おすすめのハイブリッド式加湿器
ここからはおすすめの加熱気式ハイブリッド式加湿器を紹介していきます。
すぐれた製品ばかりなので、加湿器の購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
シャープ/プラズマクラスター
加湿器といえばプラズマクラスターを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
「プラズマクラスター」は、カビ菌やウイルス、タバコの匂い、静電気などに対する効果が実証されている大変優れた技術です。
使いやすさも抜群。
二つの給水スタイルを選べる、タンクの水位が一目でわかるといった工夫や、エコモードや快適な湿度に制御できるセンサーなどの機能もついていますよ。
AND・DECO/UV除菌機能付き ハイブリッド式加湿器
こちらの加湿器は、UVライトの紫外線とヒーターによる加熱という二段構えの除菌で、常に清潔な状態を保てます。
内部はパーツごとに分かれた構造なので丸洗いも可能です。
最大17畳まで対応しています。
チャイルドロックがついていて安全なので、お子様がいるご家庭のリビングルームなどに、ぜひおすすめです。
アロマオイルが使用可能で、リラックス効果もありますよ。
三菱重工/ハイブリッド式加湿器 SHK90SR
エアコンと連動して、温度と湿度をコントールしてくれる「ハイブリッド式加湿器 SHK90SR」。
エアコンも対応の機種を選ぶ必要がありますが、引っ越しなど家電を一挙に購入する予定がある方は、ぜひ検討してください。
カビをキャッチするフィルターによる「つかまえ除菌」とプラズマイオンにいる「とびだし除菌」というダブルの除菌システムが強力。
乾燥していると知らせてくれるサインなど、素敵な機能もたくさんあります。
ダイニチ/HD SERIES加湿器
「HD SERIES加湿器」は、業界トップクラスの静かさなので、加湿器の音が気になるという方におすすめです。
寝室に置いても、騒音で眠りを妨げることはないでしょう。
タイマー機能もついているので、就寝時もそのままでOK!
抗菌気化フィルター、防カビフィルターなど健康面への対策も万全なので、長時間過ごす部屋でも安心して使用できます。
お手入れも楽な構造なので、煩わしさを感じず使い続けられるでしょう。
アイリスオーヤマ/気化ハイブリッド加湿器
アイリスオーヤマの「気化ハイブリッド加湿器」は、肌にとって快適な環境かを感知する肌ナビと、ウイルスにとって生存しやすい環境か感知するウイルスナビという二つのナビ機能を備えています。
部屋の状態をしっかり把握して、美容と健康の両面から生活をサポートしてくれるでしょう。
湿度の目安も30%以下から70%以上まで細かく設定できます。
静音モードやエコモードなどもあり、さまざまなシチュエーションに対応可能です。
日立/ハイブリッド式加湿器
こちらの加湿器は、タンクがLEDライトで照らされているので、暗い場所でも水の残量がはっきりとわかります。
暗い寝室に置いても寝る前に加水できるので、水切れを防げる親切な機能ですね。
光が気になるという場合は、ライトを消すこともできます。
特殊なフィルターで健康への配慮も万全です。
引き出し式の加湿トレーはお手入れも簡単ですよ。
タンクも大口径で掃除しやすい構造です。
コロナ/ハイブリット式加湿器
コロナの「ハイブリット式加湿器」は、運転を停止しているときはフィルターが自動で水平になるセルフドライ機能と、温風でのフィルター乾燥機能が付いているため、カビの繁殖を抑えられます。
フィルターの交換の目安が8シーズンと、長持ちするのも魅力です。
「ママの声から生まれた加湿器です」のコピーの通り、健康への配慮が行き届いていて、忙しい日常生活で使いやすい製品です。
もちろん、安全対策も万全ですよ。
まとめ
ハイブリッド式加湿器はパワーや使いやすさ、コストなどのバランスがよく、幅広いニーズに応えられます。
とにかく電気代を抑えたい、ひたすら湿度を高くしたいなど、特化した目的がなく、高機能の加湿器が欲しい方に、もっともおすすめのタイプです。
効率よく、部屋を快適な状態にしてくれるでしょう。