黒ビールはクラフトビールのイチオシ⁉おすすめの黒ビールを紹介
2021.10.12
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日本では長年、のど越し重視のビールが親しまれてきました。
しかしここ数年では、味わい深いクラフトビールや黒ビールにも注目が集まっています。
この記事ではそんな黒ビールに着目!
黒ビールの魅力や美味しい黒ビールの選び方を紹介します。
黒ビールに興味のある方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
INDEX
ちゃんと知っておきたい!黒ビールとはなに?
そもそも黒ビールとは、黒色や黒茶色したビールの総称。
日本においては、公正取引委員会の『ビールの表示に関する公正競争規約及び施行規則』で、「濃色の麦芽を原料の一部に用いた色の濃いビールでなければ、黒ビール又はブラックビールと表示してはならない。」と規定されています。
つまり、あの独特の黒色は「麦芽」に秘密があるということ!
ビールの主原料は麦芽・ホップ・水・酵母の4つからできています。
この中の麦芽が濃色になることで、黒ビールが生まれるんですね。
では、どのようにしたら麦芽が黒くなるのでしょうか。
麦芽を焙煎(ロースト)しているから黒い!
麦芽とは、大麦を発芽させて乾かして、さらに約80℃の温風で「焙燥(ばいそう)」したもののこと。
これがビールの基礎であり、酵母のエサになるものですね。
一般的なビールであればここまでなのですが、黒ビールの原料となる麦芽は、さらに100℃以上の高温で「焙煎(ばいせん)」を行います。
焙煎により麦芽が焦げて、独特の色味・コク・フレーバーが生まれるんですね。
要するに、黒ビールが黒いのは焙煎した麦芽を使っているから!
黒ビールはこの焦げた麦芽をすべて使用するのではなく、焙煎した麦芽は非常に苦味があるため数%~10%程度を使用します。
この配合率を少し変えることで、さまざまな色や味わいの黒ビールが生まれるそう。
失敗しない!おいしい黒ビールの選び方とは
黒ビールがなぜ黒いのかが分かったら、やっぱり実際においしい黒ビールを飲んでみたくなりますよね。
そこでここからは、黒ビールの選び方について紹介します!
製法で選ぶ
ビールは製法(発酵方法)によっても、味わいが違ってきます。
そして現在、主流のビールは「上面発酵」「下面発酵」のどちらかの発酵法でつくられているってご存知ですか?
上面発酵(エールビール)
上面発酵とは古くからのある製法で、20~25℃の場所に保管して短い発酵期間でつくられたもの。
これがいわゆる「エールビール」です。
エールビールは香りが高く、コクのある濃厚な味わいが楽しめるのが魅力。
「エールビールって何?」「他のビールとの違いがよく分からない」という方はまずこちらを!エールビールについてやおすすめのエールビールを紹介しています。
下面発酵(ラガービール)
一方の下面発酵とは、5℃程度の低温で上面発酵よりも発酵期間が長いのが特徴。
これの製法でつくられたビールが「ラガービール」です。
すっきりとした味わいと軽い口当たりで、国産ビールの多くがこのタイプ。
黒ビールにあまりなじみのない方であれば、ラガー系の黒ビールから試してみるといいですよ。
こちらの記事では、エールビールとの違いからラガービールの選び方やラガービールの魅力を紹介しています。
種類(スタイル)で選ぶ
ビールは世界に100種類以上あるとされる、奥の深いアルコール飲料。
黒ビールにも、4つの種類があります。
それぞれの特徴は、以下の通り。
ポーター
ロンドンで生まれた「ポーター」は、麦芽の香ばしい香りと独特の苦味が楽しめるビールです。
その香りを損なわないために、あまり過度に冷やさずワインのように少しずつ楽しむのがベター。
さらにポーターには鋭い苦味が魅力的な「ロブスト・ポーター」、やや茶色がかった色合いの「ブラウン・ポーター」があります。
スタウト
アイルランド生まれの「スタウト」は、英語で”どっしりとした、強い”という意味。
アルコールのみならず苦味が強く、味わいも濃厚です。
スタウトビールはさらに細かく分類でき、チョコレートのような香りの「スイート・スタウト」やカキエキスが入った「オイスター・スタウト」などがありますよ。
デュンケル
「デュンケル」は、ドイツ語で”暗い”という意味です。
色合いは黒よりは焦げ茶色や暗褐色に近く、味は麦芽の風味が強いながらもさっぱり。
苦いビールが苦手な方にもおすすめです。
シュバルツ
ドイツ語で”黒”を表し、漆黒の色合いをしている「シュバルツ」。
古くからドイツでつくられているビールで、あの有名なドイツの詩人・ゲーテも愛飲していたといわれています。
色の濃さのわりに、のど越しがすっきりとしていて飲みやすいのが魅力。
日本の大手ビールメーカーが手がける黒ビールは、このスタイルが多いです。
アルコール度数で選ぶ
黒ビールは、一般的なビールに比べてアルコール度数が高め。
いつもの感覚で飲み進めてしまうと、早く酔いが回ってしまうので気をつけて!
いつもの感覚で黒ビールを楽しみたいなら、アルコール度数5%前後のものを選びましょう。
強いお酒が苦手な方がアルコール度数高めの黒ビールをセレクトしたときは、ゆっくりと少しずつ味わうように飲むといいでしょう。
産地で選ぶ
黒ビールは世界中でつくられているビールのため、国ごとの味を楽しむのもおすすめ。
日本では、口当たりいい軽めの黒ビールが好まれます。
一方、黒ビールの本場・ヨーロッパではやや重めのものが好まれる印象。
アメリカでは、軽くて飲みやすいのが多い印象があります。
しかし、どの国も同じタイプの黒ビールだけというわけではありません。
ヨーロッパでも軽めの黒ビールは人気ですし、アメリカでもしっかりとした重めのビールが売られています。
インターネットを使えば、さまざまな国の黒ビールも手軽に手に入れられますので、好きな国の黒ビールを試してみるのもいいですね。
容器で選ぶ
ビールの容器には、缶とビンの2タイプあります。
缶タイプはビンタイプよりも容量が少ないため、手軽に楽しめるのがメリットです。
コンビニでも販売されていて、比較的手に入りやすいのもうれしい点でしょう。
ただし、グラスに注ぐ際に缶だと勢いがいいので、炭酸ガスが抜けやすいのがデメリット。
一方のビンタイプは、やはりその高級感にあります。
その見た目から特別な日のドリンクやプレゼントに最適でしょう。
また、グラスに注ぐ際も炭酸ガスが抜けにくいため、しっかりとした炭酸の刺激が楽しめます。
ただし、強い衝撃で割れる恐れがあるので、扱いには十分注意しましょう。
近年話題のクラフトビールとは?
クラフトビールとは、日本では主に比較的小規模の醸造所でつくられるビールを指します。
ゆえに、醸造所のこだわりがつまったオリジナリティあふれるビールが多いのが特徴。
多くの醸造所が黒ビールを製造・販売しているので、要チェック!
なお日本において「クラフトビール」と「地ビール」に明確な違いはなく、”小さな規模の醸造所でつくられたビール”という意味では同じものとされています。
とくに最近の国産クラフトビールは、個性的な味わいが楽しめる以外にも、おしゃれなパッケージが多いもうれしい点。
SNSにアップしたり、大切な方へのプレゼントにしたりするのにもぴったりですよ。
今クラフトビールが人気急上昇!クラフトビールの発祥や生ビール・地ビールとの違い、種類や楽しむコツなどを紹介しています。
おすすめ黒ビール7選
最後に、おすすめの黒ビールを7つ紹介します。
メジャーなところから国産のクラフトビールまでさまざまなものをピックアップしました!
同じ黒色のビールでも、アルコール度数の違いや麦芽の種類などにより風味がさまざまなので、機会があればぜひ飲み比べてみてくださいね。
- ヤッホーブルーイング 東京ブラック
- サンクトガーレン クラフトビール 感謝の生 黒
- 日本ビール サミエルスミス ポーター
- キリンビール ドラフトギネス
- エチゴビール エチゴビールスタウト
- 細川酒造 上馬ビール デュンケル
- 協同商事 COEDO 漆黒 -Shikkoku-
ヤッホーブルーイング 東京ブラック
価格:293円
「東京ブラック」は、長野県に本社を置く株式会社ヤッホーブルーイングの人気商品。
ロースト麦芽によるコーヒーのような焙煎の香りとともに、モルトのほのかな甘みが感じられ、穏やかでなめらかな飲み口が魅力です。
エールビールのため、キンキンに冷やすよりもちょっと冷えていると感じるくらいで飲みましょう。
アルコール度数も5%と普通のビールと同じくらいで、黒ビール初心者におすすめの黒ビールです。
出典:楽天市場
サンクトガーレン クラフトビール 感謝の生 黒
価格:10,590円
日本酒と見間違えそうな一升瓶のパッケージと、和紙ラベルに毛筆で書かれた”感謝”の文字が目を惹く「一升瓶ビール<黒> “感謝”」。
神奈川県厚木市に所在する、サンクトガーレン有限会社が手がける黒ビールです。
名前通り、感謝の気持ちを伝えるギフト用ビールとして人気の商品。
黒ビールながらやわらかな味わいで、煮物や焼き鳥といった和風料理にもよく合います。
出典:楽天市場
日本ビール サミエルスミス ポーター
価格:12,804円
「サミエルスミス ポーター」は、イギリス生まれの名前通りポータースタイルの黒ビールです。
アルコール度数は5%と、一般的なビールと同じくらい。
モルトを焙煎した豊かな香りに甘みや酸味、コクがほどよくマッチしており、常温で飲むことで一層芳醇かつ奥深い味わいが楽しめます。
出典:楽天市場
キリンビール ドラフトギネス
価格:6,170円
こちらは、世界150ヶ国以上で愛されるアイルランド生まれの黒ビール。
アルコール度数4.5%と、低めでクリーミィな泡とライトな口当たりが特徴です。
軽めの黒ビールを味わいたいときにおすすめ。
出典:楽天市場
エチゴビール エチゴビールスタウト
価格:2,940円
こちらは、新潟県のエチゴビール株式会社が製造・販売を手がけるブランド。
日本初のクラフトビールとして知られています。
雪国という土地柄も相まってか、アルコール度数が7%と高めなのが特徴。
ズキンと響くしっかりとした飲みごたえで、仕事を終えた後の一杯にうってつけです。
出典:楽天市場
細川酒造 上馬ビール デュンケル
価格:680円
三重県多度町の酒造が手がけるこちらの黒ビールは、ドイツ直輸入の有機無農薬麦芽と有機ホップのオーガニック原料を養老名水で仕込んだ、ラガータイプのビール。
高温で焦がしたカラメル麦芽を使うことで、芳醇な香りが堪能できます。
色味のわりにすっきりとしていて、アルコール度数も5%と飲みやすく、女性にも人気の黒ビールですよ。
出典:楽天市場
協同商事 COEDO 漆黒 -Shikkoku-
価格:345円
こちらは埼玉県川越市にある、株式会社協同商事を母体とするコエドブルワリーがつくる商品。
アルコール度数5%の、ラガータイプ黒ビールです。
2種類のブラックモルトに6種類の麦芽を配合し、艶のある漆黒の色合いに深い香味、絶妙な味わいのハーモニーを生み出しています。
出典:楽天市場
まとめ
黒ビールが黒い理由は、主原料である麦芽が焙煎されているから。
これにより、香ばしい風味と色味が魅力の黒ビールになります。
さまざまな黒ビールの中で自分の気に入ったものを選ぶなら、製法や種類、産地、アルコール度数などをチェック。
その上で自分の好みと合うものを選ぶと、失敗が少ないです。
今回紹介した黒ビールはどれも自信をもっておすすめできるものなので、黒ビール選びに迷ったらぜひ参考にしてくださいね。
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