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ボーナス

公務員のボーナス(賞与)はいつ支給されるのか?平均支給額は?

2021.11.17

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公務員のボーナスは高いと言われています。
そんなボーナス、何に使おうかワクワクしながら考えている人も多いのではないでしょうか?

しかし、いつ支給されるのか分からないという人もいるかと思いますで、この記事では”公務員のボーナスはいつ支給されるのか”を説明します。
支給平均額や注意点なども説明するので、ぜひ参考にしてください。

公務員のボーナスについて

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まずは、公務員のボーナスについて知りましょう。
ここではボーナスの意味や決まり方、ボーナス支給額の推移などをまとめました。

ボーナスとは

ボーナスとは、決められた期日に支払われる定期給とは別の給与のこと。
賞与とも呼ばれており、公務員は夏と冬に必ずボーナスが支給されます。

公務員のボーナスはどのように決まっているのか?

公務員のボーナスの決まり方は、民間企業と異なるので注意しましょう。
国家公務員は”法律”、地方公務員は”条例”で支給されるボーナスが決まります。

公務員のボーナスは”期末手当”と”勤勉手当”、この2つの手当てを合算した金額が支給されますよ。

期末手当とは、民間企業のボーナスと同じ定率で支払われる賞与のこと。
勤勉手当とは、勤務成績の評価で支払われる額が決まる賞与のことです。

公務員のボーナスの推移

ここでは、公務員のボーナスの推移を表にまとめました。

夏のボーナスの推移

西暦 ボーナスの支給額 前年比
2016年 630,100円 1.6%増
2017年 642,100円 1.6%増
2018年 652,600円 2.1%増
2019年 679,100円 3.9%増
2020年 680,100円 0.1%増
2021年 661,100円 2.8%減

冬のボーナスの推移

西暦 ボーナスの支給額 前年比
2016年 704,800円 1.7%増
2017年 714,400円 1.4%増
2018年 710,000円 0.6%減
2019年 687,700円 3.1%減
2020年 653,600円 5.0%減

表から分かることと今後のボーナス支給額について

夏のボーナスの推移をみると、2020年までは前年比増で推移していました。
しかし、2021年は減少へと転じています。

国家公務員の夏のボーナスが減少するのは、2012年以来(9年ぶり)。
反対に、冬のボーナスは2018年以降減少が続いており、2020年は前年比5.0%と大きく減りました。

とはいえ数パーセントの減少に留まっているため、景気や業績に左右される民間企業のボーナスに比べれば、公務員のボーナスは比較的安定していると言えるでしょう。

公務員のボーナスは、民間企業の給与やボーナスの支給額が反映されます。
しかし、コロナ禍における民間企業の給与・ボーナス減は、まだ公務員のボーナスに反映されていません。

民間企業の業績悪化が公務員のボーナスに影響するのはこれからなので、2021年の冬に支給されるボーナスはさらに減少する可能性があります。

比較的安定しているのが公務員の強み

少しネガティブなお話をしましたが、それでも“ボーナスの支給額が比較的安定している”のは、公務員最大の強み。

先ほどの段落でも説明したように、減少の割合は数パーセント。
「業績悪化で支給額が大きく減った」「ボーナスがなくなった」という企業もあるので、それに比べれば公務員はかなり恵まれていますね。

出典:Mapion

ボーナスはいつ支給される?公務員と民間企業の違い

ボーナス

ここでは、ボーナスの支給日を説明します。
基本的に、夏と冬に支給されますよ。

公務員のボーナス支給日

公務員のボーナスの支給日は、法律や条例で決められています。

国家公務員の場合、夏は6月30日、冬は12月10日にボーナスを支給。
地方公務員の場合も国家公務員に準じて、6月30日と12月10日にボーナスが支給されることが多いようです。

しかし、別の日に支給する自治体もあるため、具体的な支給日を知りたい場合は自治体の公式サイトをチェックしましょう。
ちなみに、ボーナスの支給日が土日祝と重なった場合は、直前の平日に繰り上げて支給されます。

民間企業のボーナス支給日

民間企業のボーナスの支給日は、公務員のように決められていません。
そのため、ボーナスの支給日は勤める会社によって異なりますが、ある程度の傾向はあります。

夏のボーナスは7月初旬ごろ、特に7月10日前後の金曜日が多いみたい。

冬のボーナスは、12月5~15日ごろに支給される場合が多いですが、なかには12月下旬にボーナスを支給する企業も。
ボーナスが3回支給される会社は夏と冬に加えて、繁忙期直後の資金が潤沢にあるタイミングで支給することが多いようです。

出典:おもてなしHR

公務員のボーナスの平均支給額は?民間企業とも比較

ボーナス

ここでは、公務員のボーナスの平均支給額を紹介します。
民間企業の平均支給額も紹介するので、公務員のボーナスは多いのか比較しましょう。

公務員の平均ボーナスは約60万円強

公務員の平均ボーナスは、約60万円強と言われています。
正確な支給額は毎年異なりますが、計算するとある程度の予測は可能。

例えば、一般職の平均月給は平均年齢の42.8歳だと、407,994円です。(住居手当や残業代などは除く)
これに、公表された掛け率1.823をかけると、その答えは74万3,773円。

さらに管理職は、全員1~2割増しされるので、公務員の本当のボーナス平均額は80万円超ではないかと予想されます。

民間企業の平均ボーナスは370,550円

民間企業の平均ボーナスは、370,550円。
ボーナスの支給がない企業も存在するため、平均支給額は低くなっているようです。

従業員数5,000人以上の企業のボーナスは、平均71万5,034円というデータも。
勤める会社の規模によって、支給されるボーナスは大きく異なるでしょう。

出典:就活の未来

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ボーナスに関する注意点

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ここでは、ボーナスに関する注意点をいくつか説明します。
知らない人が多いですが、ボーナスからも税金と社会保険料が引かれますよ。

地方公務員のボーナスは所属で異なる

地方公務員の場合、ボーナスの支給額は所属で異なります。

所属とは、都道府県・市区町村・政令指定都市など勤める地域のこと。
ボーナスの支給額が一律ではないのは、所属によってボーナスの算定方法が異なるからです。

では実際にどのくらい違うのか、一部抜粋して表にまとめました。

所属 ボーナスの支給額
滋賀県(都道府県所属) 818,100円
茨城県(都道府県所属) 813,650円
東京都中野区(市区町村所属) 848,900円
埼玉県ふじみ野市(市区町村所属) 834,950円
神奈川県横浜市(政令指定都市所属) 830,750円
福岡県福岡市(政令指定都市所属) 773,250円

退職を考えているときはボーナスの支給日に注意しよう

退職を考えている場合、ボーナスの支給日を必ず把握しましょう。
計画的に退職準備を行わないと、ボーナス支給前に退職となるケースがあるためです。

当然、ボーナス支給日より前に退職すれば、ボーナスは支給されません。
ボーナスをもらってから退職したいと考えている人は、ボーナスが支給された後に退職準備するのが賢明でしょう。

手元に残るのは支給額の約8割|何が引かれるのか?

ボーナスが支給されても、すべて手元に残るわけではありません。
ざっくり、手元に残るのは支給額の8割なんですよ。

以下では、具体的にボーナスから何が引かれるのか説明しています。

健康保険料

健康保険料の場合、給与とボーナスでは計算の基礎になる額が異なるので注意しましょう。
ボーナスは、”標準賞与額”をもとに計算します。

標準賞与額は、支払われるボーナスから1,000円未満の端数を切り捨てた額。
ボーナスから引かれる健康保険料は、以下の計算式で求められます。

健康保険料=標準賞与額×健康保険料率

ちなみに年4回以上支給されるボーナスは、”標準賞与額”ではなく”標準報酬月額”で計算しますよ。

厚生年金保険料

厚生年金保険料も健康保険料と同様に、”標準賞与額”を使って計算します。
計算式は、以下のとおり。

厚生年金保険料=標準賞与額×厚生年金保険料率

厚生年金保険料の標準賞与額の上限は、1ヶ月150万円。

雇用保険料

雇用保険料は、ボーナスの支給額に雇用保険料率をかけて算出します。
計算式は、以下のとおり。

雇用保険料=実際に支給されるボーナス×雇用保険料率(業種によって異なる)

介護保険料

介護保険料は、健康保険の標準賞与額に保険料率をかけて算出します。
年4回以上支給されるボーナスや、分割支給されるボーナスも健康保険に準じますよ。

介護保険料が引かれる対象は、40歳以上65歳未満の方。

所得税

所得税は、以下の計算式で算出します。

所得税=「ボーナス-(健康保険料+厚生年金保険料+雇用保険料)」×源泉徴収税率

ボーナスにかかる源泉徴収税率は、”ボーナスが支給される前月の給与から社会保険料を引いた額”と”扶養人数”で決まりますよ。
詳しくは、国税庁の公式サイトを確認してください。

出典:就活の未来Yahoo!JAPANニュースP-Tips転職Hacks

支給されたボーナスの有意義な使い道は?

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支給されたボーナス、何に使おうか迷いますよね。
そんな方は、両親に使うのはおすすめです。

高価なものでなくても構わないので、プレゼントを渡してみましょう!

ものではなく、食事や旅行をプレゼントするのもよいですね。
感謝の気持ちを伝えるのは恥ずかしいという人でも、「ボーナスが入ったから」という大義名分であれば、親孝行もしやすいでしょう。

以下の記事では、ボーナスの有効な使い道5つを紹介しています。
ボーナスで購入するのにぴったりな商品もピックアップしているので、ぜひチェックしてみて。

まとめ

公務員のボーナスはいつ支給されるのか、について説明しました。

国家公務員のボーナスは法律で決められており、夏は6月30日、冬は12月10日にボーナスが支給されます。
地方公務員は、ボーナスの支給日が条例で決められていますが、大体国家公務員と同じ日にボーナスが支給されるみたい。

詳しくは、自治体の公式サイトをチェックしてください。

※2021年11月17日現在の情報です。内容は変更になる場合があります。