サーキュレーターと扇風機の違いを解説!どちらを購入すればよい?
2021.10.27
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サーキュレーターと扇風機。
同じようなデザインですが、一体何が違うのでしょうか。
そこで今回は概要や風の特徴、そして電気代などから、サーキュレーターと扇風機の違いを説明します。
それぞれの選び方やおすすめモデルも紹介するので、これから購入を検討している人はぜひ参考にしてください。
INDEX
サーキュレーターの概要
サーキュレーターの概要から説明します。
サーキュレーターとは
サーキュレーターとは、部屋の空気を循環させたい場合に使う家電です。
例えば、夏にエアコンを使うとしましょう。
エアコンだけの使用だとどうしても冷たい空気は下に、暖かい空気は上に溜まります。
これでは空気にムラができるので、快適とは言えません。
そこで活躍するのが、サーキュレーターです。
サーキュレーターを使って空気を循環させれば、部屋の温度が均一になります。
同じような活用方法で、冬も使えます。
そのため、サーキュレーターは1年中使える家電です。
サーキュレーターから出る風の特徴
サーキュレーターから出る風は、“前にまっすぐ出る”という特徴があります。
力強い風が出るので、効率よく空気を循環させられます。
扇風機の概要
扇風機の概要を説明します。
扇風機とは
扇風機とは、人が涼むために作られた家電です。
暑いときは風を浴びて涼む人が多いかと思います。
しかし、風が強すぎると身体が冷えたり乾燥したりするので、あまりよくありません。
そこで役立つのが扇風機です。
なぜなら、扇風機は身体に当たっても悪影響がない程度の風量で風を送ってくれるからです。
また、扇風機は家庭や職場など、人がいる空間で使うことを主目的としています。
そのため、扇風機はサーキュレーターよりも“静音機能”が優れています。
扇風機から出る風の特徴
扇風機から出る風は、“柔らかくて広範囲に届く”という特徴があります。
人に風を当てることを目的とした家電なので、人が不快感を抱かないような設計で作られています。
扇風機の購入を検討している方には、扇風機の価格が安い時期はいつ?おすすめ商品・選ぶポイントも紹介の記事で扇風機を安く購入できる方法をまとめています。
サーキュレーターと扇風機の違いまとめ
サーキュレーターと扇風機の違いを、以下の表にまとめました。
サーキュレーター | 扇風機 | |
---|---|---|
目的 | 室内の空気を循環させて、部屋の温度を均一にする | 柔らかい風を身体に当てて涼む |
風の強さ | 強い | 弱い |
風が届く距離 | 遠くまで届く | 近距離 |
風が届く範囲 | 一定の地点まで | 広い範囲届く |
使用可能な時期 | 1年中 | 夏 |
静音性 | 優れていない | 優れている |
出典:ミツモア、エネチェンジ、@niftyでんき、YOURMYSTAR
サーキュレーターと扇風機で電気代を比較
サーキュレーターと扇風機、電気代はどのくらいかかるのか計算して比較します。
比較に使う家電の情報は以下の通りです。
- 使うサーキュレーターの種類:「アイリスオーヤマ」PCF-C15T
- 消費電力:50Hz/60Hz
- 最大運転時:33W/31W
- 使う扇風機の種類:「日立」HEF-120R
- 消費電力:50Hz/60Hz
- 最大運転時:40W/43W
今回は、1kWh=27円(全国家庭電気製品公正取引協議会が提示する電力料金の目安単価)と仮定して、1時間あたりの電気代を計算します。
サーキュレーター | 扇風機 | |
---|---|---|
最大運転時(50Hz/60Hz) | 0.9円/0.8円 | 1円/1.1円 |
※小数点第二位以下は切り捨て
最大運転時の電気代はサーキュレーターの方が安いという結果になりました。
しかし、どちらも電気代はさほど変わりません。
そのため、電気代ではなく、性能や使い方でどちらを購入するか選びましょう。
出典:IRIS OHYAMA、HITACHI、全国家庭電気製品公正取引協議会
サーキュレーターと扇風機、買うならどちら?
サーキュレーターと扇風機、結局どちらを買えばよいのか迷っている人も多いかと思います。
それぞれ、おすすめな人の特徴を紹介します。
エアコンと併用するならサーキュレーターがおすすめ
エアコンと併用する予定があるのであれば、サーキュレーターがおすすめです。
なぜなら、サーキュレーターは空気を循環させるための家電だからです。
サーキュレーターだけでは、涼しくなりませんし暖かくもなりません。
サーキュレーターの力を発揮させるためには、他の家電と組み合わせる必要があります。
そのひとつがエアコンです。
そのため、夏も冬もエアコンを使うという人は、サーキュレーターを購入しましょう。
エアコンとサーキュレーターを併用して電気代を節約するには、電気代が安くなるエアコン12モデル比較の記事で6つの節約方法を徹底解説しています。
エアコンと併用しないなら扇風機がおすすめ
エアコンと併用する予定がないのであれば、扇風機がおすすめです。
なぜなら、扇風機は単体で使うことを想定された家電だからです。
サーキュレーターのように、他の家電と組み合わせる必要はありません。
エアコンがなくても、扇風機があれば涼めます。
そのため、エアコンと併用する予定がなく、扇風機があれば涼めるという人は扇風機を購入しましょう。
サーキュレーターと扇風機の選び方
サーキュレーターと扇風機の選び方を説明します。
サーキュレーターの選び方
サーキュレーターの選び方は3つあります。
風力の強さで選ぶ
サーキュレーターは、空気を循環させるための家電です。
そのため、風力の強さは必ず確認しましょう。
適用畳数や到達距離などを参考に、部屋の広さに合ったサーキュレーターを選んでください。
静音性で選ぶ
サーキュレーターは、基本エアコンと併用して使います。
ものによっては、気になるレベルの音が発せられると考えられます。
そのため、静音性も重視しましょう。
騒音のレベルを把握したい場合は、“db(デシベル)”を確認してください。
会話をしていても気にならないレベルの音に抑えたい場合は、50db以下のものを選びましょう。
出典:日本騒音調査ソーチョー
モーターの種類で選ぶ
サーキュレーターには、以下2種類のモーターがあります。
- ACモーター:シンプルで価格が安い
- DCモーター:多機能で節電効果が高い
サーキュレーターを頻繁に使う予定があるのであれば、DCモーターがおすすめです。
反対に、あまり使う予定がないのであれば、ACモーターでも十分です。
扇風機の選び方
扇風機の選び方は3つあります。
ブランドの特徴で選ぶ
ブランドによって、何に力を入れているのかは異なります。
そのため、どのブランドに魅力を感じるかで扇風機を選ぶのもひとつの手です。
人気ブランドの特徴を簡単にまとめました。
- ダイソン:空気清浄機能に力を入れている
- シャープ:すべてのモデルにプラズマクラスターが搭載されている
- パナソニック:上下左右首振り機能やゆらぎ風機能など、機能性を追求している
- 三菱:扇風機とサーキュレーター、どちらとしても使える“2Wayタイプ”が人気
羽の枚数で選ぶ
扇風機の風質と静音性は、“羽の枚数”で決まります。
それぞれの特徴は以下の通りです。
- 羽が少ない(3~4枚)扇風機の特徴:風がパワフル
- 羽が多い(4枚以上)扇風機の特徴:風質が柔らかく静か
静音性を重視したい人は羽が多いモデル、風の強さを重視したい人は羽が少ないモデルの扇風機を選びましょう。
価格は、羽が少ない方が安く、羽が多い方が高い傾向にあります。
出典:mybest
首振りの程度で選ぶ
涼しい風を部屋全体に送りたいのであれば、首振りの程度は見逃せません。
最近は、左右のみならず、上下や無段階に首振りを調整できる扇風機もあります。
自分の使い方に合わせて、首振りの程度も確認しましょう。
サーキュレーターと扇風機のおすすめモデルを紹介
サーキュレーターと扇風機のおすすめモデルを紹介します。
サーキュレーターのおすすめモデル
まずはサーキュレーターのおすすめモデルを紹介します。
「山善」のDCエアーサーキュレーター
山善のDCエアーサーキュレーターの特徴は、コスパがよいことです。
風速や風力はもちろん、機能も申し分ありません。
例えば、上下左右首振り機能や温度センサー運転機能などが搭載されています。
弱風時の騒音レベルは40db以下です。
騒音に悩むこともないでしょう。
羽の蓋も簡単に取り外せるので、手軽にお掃除もできます。
これほど充実していて、価格は1万円以下です。
そのため、山善のDCエアーサーキュレーターは、コスパを重視する人におすすめです。
出典:山善
「アイリスオーヤマ」のサーキュレーター扇風機
アイリスオーヤマのサーキュレーター扇風機の特徴は、その名の通り、サーキュレーターとしても扇風機としても使えることです。
2つの役割を果たすサーキュレーターは風が弱い傾向にあります。
しかし、このサーキュレーターは7.6m/sと風速があるので、風がしっかり届きます。
静音レベルも弱運転で40db以下なので、就寝時の邪魔にもなりません。
また、リズム機能・衣類乾燥機能・おやすみ機能・上下左右首振り機能と、搭載されている機能も豊富です。
そのため、アイリスオーヤマのサーキュレーター扇風機は、サーキュレーターと扇風機両方ほしいという人におすすめです。
出典:アイリスプラザ
扇風機のおすすめモデル
次に扇風機のおすすめモデルを紹介します。
「ドウシシャ」のカモメファン
ドウシシャのカモメファンの特徴は、風の柔らかさです。
非常に柔らかいため、扇風機なのに風を感じないと評されています。
しかし、しっかり涼しさは感じます。
また、騒音レベル50dbを超える扇風機が多い中、カモメファンの騒音レベルは40db台です。
そのため、扇風機のデメリットである“うるさい”も解決してくれます。
ドウシシャのカモメファンは、風の柔らかさを重視したい人におすすめです。
出典:楽天
「バルミューダ」のThe GreenFan
バルミューダのThe GreenFanの特徴は、デザインがオシャレなことです。
シンプルかつ高級感のあるデザインなので、どのようなインテリアにも調和するでしょう。
もちろん、心地よさ・涼しさ・静音性も申し分ありません。
ただ、シンプルに作られているため、機能は若干少なめです。
これらの特徴から、バルミューダのThe GreenFanは、デザイン性も重視したいという人におすすめです。
出典:BALMUDA
まとめ
今回は、サーキュレーターと扇風機の概要や風の特徴、そして電気代などからそれぞれの違いを説明しました。
サーキュレーターは、空気を循環させるための家電です。
それに対して、扇風機は涼むための家電です。
同じようなデザインですが、役割が違います。
電気代に関しては、どちらもほぼ同じです。
そのため、サーキュレーターを購入するか扇風機を購入するかは、“どちらの役割が自分に必要なのか”で決めましょう。