お中元の相場を贈る人別に紹介!1万円以上の品物は逆に失礼?
2021.06.16
※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
日頃の感謝の気持ちを込めて贈るお中元。
安すぎると失礼ですが、高すぎても気を遣わせる恐れがあります。
では、一体どのくらいの価格帯が適切なのでしょうか。
今回は、贈る相手別にお中元の相場を紹介します。
INDEX
贈る人別に見たお中元の相場
贈る人別にお中元の相場を説明します。
相手に贈る前にお中元とお歳暮の違いについて確認しておきたい方はお中元・お歳暮とは?それぞれの意味や違い、マナーなどを紹介の記事でお中元とお歳暮の相場の違いについてもを紹介しています。
親戚に贈る場合
両親や義実家などの親戚にお中元を贈る場合は、3,000~5,000円が相場です。
親戚の場合、普段から付き合いが深い関係と考えられます。
そのため、無理して高価な品物を選ぶよりも、相手の好みに合わせて品物を選びましょう。
例えば、子どもが多い家庭なのであれば、ゼリーやフルーツを贈ると喜ばれるかもしれません。
親戚ほど距離が近いのであれば、事前に何がほしいか電話やメールで聞くのもひとつの手です。
知人や友人に贈る場合
知人や友人にお中元を贈る場合は、3,000円程度が相場です。
ビジネス関係の付き合いではないので、少し価格を落としましょう。
知人や友人は親戚と同様、親しい間柄だと考えられます。
そのため、金額よりも相手の好みを重視して品物を選びましょう。
上司に贈る場合
上司にお中元を贈る場合は、5,000円程度が相場です。
仕事関係の付き合いなので、親戚や友人よりも価格は少し高めに設定しましょう。
ただ、高額すぎるものを贈ると気を遣わせる恐れがあります。
そのため、どれだけ高くても1万円を上限としましょう。
お中元は感謝を伝える風習です。
相手が気持ちよく受け取れるような価格帯の品物を選んでください。
取引先に贈る場合
取引先にお中元を贈る場合は、5,000円程度が相場です。
お得意先であっても、上限は1万円に定めましょう。
しかし、お中元の受け取りを拒否している企業もあるので注意してください。
なぜなら、個人・会社としての負担が大きいという理由や、賄賂のような誤解を防ぐという理由があるからです。
そのため、お中元を贈る場合は、前もって贈答してもよいか確認しましょう。
仲人に贈る場合
仲人にお中元を贈る場合は、5,000円程度が相場です。
お中元は、贈り続けることを前提に品物を贈る必要があります。
しかし、仲人の場合は、3年間のみ贈るのが一般的と言われています。
そのため、3年間贈っても負担にならない金額で品物を選びましょう。
何かの先生に贈る場合
何かの先生にお中元を贈る場合は、3,000~5,000円が相場です。
しかし、最近は時代とともにお中元の考え方も変わってきているようです。
以前は、日頃の指導に対して感謝を伝えるためにお中元を贈っていました。
ただ、最近はすでに指導料をもらっているためそれ以上の見返りはいらない、という人も増えているようです。
また、気を遣うので控えてほしいという人も増えているようです。
そのため、お中元の習慣がある教室のみ、お中元を贈りましょう。
どうしても何かを贈りたい場合は、商品券を贈りましょう。
商品券を贈る場合も、3,000~5,000円が相場です。
出典:JR東海
お返しする場合の相場
お中元のお返しをする場合は、もらった品物と同等程度、またはそれ以下のものを贈るのがマナーとされています。
例えば、5,000円の品物をもらったのであれば、5,000円以下の品物を選びましょう。
もらった品物よりも高いものを贈ると失礼にあたるため注意してください。
相場以外にも覚えておきたいお中元のマナー
相場以外にも覚えておきたいお中元のマナーを紹介します。
お中元を贈る前の重要項目を確認しておきたい方にはお中元のマナーとは?社会人なら押さえておきたいマナーを紹介!の記事でお中元を贈る際の知っていて当然の一般常識をまとめて紹介しています。
お中元のお返しならお中元のお返しはするべき?お礼状で感謝の気持ちを伝えよう!も要チェック。
贈る時期のマナー
お中元を贈る場合、贈る時期も把握しておきましょう。
お中元を贈る時期は、以下の通りです。
エリア | お中元の時期 |
---|---|
北海道 | 7月中旬~8月15日 |
東北・関東 | 7月初旬~7月15日 |
北陸 | ・7月初旬~7月15日 ・7月15日~8月15日 ※具体的な日時は地域によって異なる |
東海・関西・中国・四国 | 7月中旬~8月15日 |
九州 | 8月1日~8月15日 |
沖縄 | 旧暦の7月15日 ※2021年は8月22日まで |
出典:日比谷花壇
お中元を贈ってよいのはいつからいつまで?エリア・地域別に紹介では、地域ごとにお中元を贈る時期を詳しくまとめました。
遠方の方に贈る場合などは、とくにチェックしておきたいですね。
時期がすぎた場合のマナー
お中元の時期がすぎた場合は、のし紙の表書きを変えて品物を贈りましょう。
どのように変えるのかは以下の表にまとめました。
東日本の場合 | 西日本の場合 | |
---|---|---|
7月15日をすぎた場合 | お中元を暑中御伺い、または暑中御見舞に変える | ― |
立秋をすぎた場合 | お中元を残暑御見舞、または残暑御伺いに変える | ― |
8月15日をすぎた場合 | ― | お中元を残暑御見舞、または残暑御伺いに変える |
目上の人に贈る場合は、暑中御伺い、または残暑御伺いとして贈りましょう。
出典:ヤフージャパン公式
品物に関わるマナー
品物は、なるべくネガティブな連想をさせないようなものを選びましょう。
例えば、“刃物”は縁を断ち切ると連想させる恐れがあります。
また、衣類はみすぼらしい格好をしていると連想させる恐れがあります。
迷った場合は、定番の品物を贈りましょう。
喪中のときのマナー
自分や相手が喪中でも、お中元を贈ること自体は問題ありません。
なぜなら、お中元は日頃の感謝を伝える贈りものだからです。
しかし、以下のような配慮はしておきましょう。
- 初七日の期間中や法要の日は避ける
- 四十九日の間は避ける
- 紅白の水引きは控える
お中元をもらったときのお礼状
お中元をいただいたら、お礼状を書くのがもらった側のマナー。
お中元をいただいたときのお礼状の書き方では、9つの例文とともにお礼状の書き方を紹介しています。
お中元にのしは必要か
お中元は、贈答品によく付けられている「のし」が必要です。
皆さんは「のし」は何のためについているのか、ご存知でしょうか?
お中元の熨斗(のし)とは?基礎知識や書き方、注意点などを解説!では、お中元ののしについて徹底解説しています。
お中元の疑問やお悩みをまとめて解決!
お中元の疑問やお悩みは、以下の記事でまとめて解決しちゃいましょう。
お中元とは?贈る・もらったときのお中元マナーとはずさないお中元ギフトを幅広く紹介では、知っておきたいお中元のマナーとお中元にぴったりなギフトを紹介しています。
まとめ
今回は、贈る人別にお中元の相場を紹介しました。
贈る人によって異なりますが、お中元の相場は大体3,000~5,000円です。
高くても1万円までに抑えましょう。
お中元の金額があまりにも高すぎると、相手に気を遣わせる恐れがあるので注意してください。
※2021年06月16日現在の情報です。内容は変更になる場合があります。