お中元のマナーとは?社会人なら押さえておきたいマナーを紹介!
2021.06.16
※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
夏が近づいてきました。
旅行やレジャーなどさまざまな予定を立てているかと思いますが、お中元も忘れてはいけません。
そこで今回は、押さえておきたいお中元のマナーを説明します。
間違ったマナーでお中元を贈ると、“礼儀がなっていない人”と思われる恐れがあるので注意しましょう。
INDEX
お中元を贈る適切な時期
お中元を贈る場合は、必ず時期を守りましょう。
エリア別に見たお中元の時期は以下の通りです。
エリア | お中元の時期 |
---|---|
北海道 | 7月中旬~8月15日 |
東北・関東 | 7月初旬~7月15日 |
北陸 | ・7月初旬~7月15日 ・7月15日~8月15日 ※地域によって具体的な日時は異なる |
東海・関西・中国・四国 | 7月中旬~8月15日 |
九州 | 8月1日~8月15日 |
沖縄 | 旧暦の7月15日 ※2021年は8月22日まで |
北陸・九州・沖縄は、お中元の時期が若干特殊です。
そのため、間違わないよう注意しましょう。
出典:日比谷花壇公式HP
お中元を贈る場合のマナー
お中元を贈る場合のマナーを説明します。
お中元・お歳暮の違いについて詳しく読みたい方にはお中元・お歳暮とは?それぞれの意味や違い、マナーなどを紹介の記事で覚えておきたいお中元・お歳暮の基礎知識やマナーを紹介しています。
金額は3,000~5,000円が相場
お中元では、3,000~5,000円の品物を贈りましょう。
特にお世話になった人やビジネス関係の人に贈るのであれば、もう少し高くても構いません。
しかし、高くても1万円までにしましょう。
感謝を伝える風習とはいえ、高価すぎるものを贈ると、かえって気を遣わせる恐れがあります。
出典:JR東海
お中元の相場を贈る人別に紹介!1万円以上の品物は逆に失礼?では、お中元の相場を贈る相手別に詳しく紹介しています。
品物は相手の好みや家庭環境も考慮して選ぶ
品物は、相手の好みや家庭環境も考慮して選びましょう。
例えば、フルーツが好きな夫婦なのであれば、フルーツセットを贈った方がよいでしょう。
子どもや孫が多いのであれば、ゼリーやアイスを渡すと喜ばれるかもしれません。
生ものを贈る場合、のしはつけない
お中元で生ものを贈る場合、のしは不要です。
なぜなら、のし自体が生ものの代わりだからです。
魚介類や肉などの生ものを贈る場合は、のしをつけず水引きがついた“掛け紙”を使いましょう。
生もの以外を贈る場合は、必ずのしをつけてください。
出典:JR東海、GOOD CROSS
“内のし”と“外のし”を使い分ける
内のしとは、品物の箱にのし紙を巻いてから包装紙で包むやり方です。
外のしとは、品物を包装紙で包んでからのし紙を巻くやり方です。
一般的に、お中元の品を手渡しする場合は、“外のし”がよいと言われています。
しかし、宅配で品物を贈る場合は、内のしの方がよいと言われています。
なぜなら、外のしで宅配を利用するとのし紙が破れる恐れがあるからです。
そのため、品物を渡す方法に応じて内のしと外のしを使い分けましょう。
文字は筆ペンか毛筆を使う
のし紙には、表書きと名前を書く必要があります。
このとき、必ず“筆ペン”か“毛筆”を使いましょう。
最近はマジックペンで書く人も増えてきました。
そのため、筆ペンや毛筆がない場合は、マジックペンで文字を書きましょう。
ちなみに、鉛筆やボールペンなどで文字を書くのはマナー違反です。
のしには正しく文字を書く
のしには、正しく文字を書きましょう。
どのように書けばよいのか、説明します。
表書き
表書きとは、のし紙の上段に書く言葉のことです。
水引きを中心として、それよりも上に“お中元”または“御中元”と書きましょう。
これで表書きは完了です。
名入れ
名入れとは、下段に贈り主の名前を書くことです。
水引きを中心として、それよりも下に自分の名前をフルネームで書いてください。
贈り主が複数人いる場合は、右から地位が高い順に名前を書きます。
全員地位が同じなのであれば、右から五十音順に名前を書いてください。
名入れは3人までです。
そのため、贈り主が4人以上の場合は、代表者の名前を中心に書き、左横に小さく“他一同”と書きましょう。
出典:かまぼこのある暮らし
水引きは蝶結びが基本
水引きは、“蝶結び”が基本です。
紅白結び切りや黒白結び切りなどもありますが、これらは使う場面が異なります。
紅白結び切りは結婚のお祝いや新築祝い、黒白結び切りは弔事のときに使います。
お中元をもらった場合のマナー
お中元をもらった場合のマナーを説明します。
すぐお礼状を書く
お中元をもらったら、すぐお礼状を書きましょう。
遅くても1週間以内にお礼状を出すのがマナーです。
お礼状を出す時期は、暑中見舞いと重なります。
そのため、お礼状の書きだしは“暑中見舞い申し上げます”としましょう。
お礼のみならず相手の健康を気遣う文も書くと、より丁寧なお礼状になります。
出典:JR東海
お礼状に関するマナーを詳しく知りたい方にはお中元をいただいたときのお礼状の書き方!9つの例文とともに紹介!の記事で失敗しないお礼状の書き方を紹介しています。
お返しはいただいた品物と同等程度のものを
基本的に品物をお返しする必要はありません。
お礼状を出せば十分です。
しかし、どうしても品物をお返ししたい場合もあるかと思います。
その場合は、もらった品物と同等程度、もしくはそれ以下のものをお返ししましょう。
例えば、3,000円の品物をもらったのに対して、5,000円の品物をお返しするのは失礼に当たります。
ほかにも知っておきたい、お中元のマナー
お中元には、ほかにも知っておきたいマナーが多数あります。
ここでは、知っておきたいお中元のマナーをいくつか紹介しますね。
地域別!お中元を贈る時期
お中元は7~8月に贈るものと認識している人も多いみたい。
実はお中元を贈るタイミングは、贈る相手の地域によって異なるんです。
お中元を贈ってよいのはいつからいつまで?エリア・地域別に紹介では、地域ごとにお中元を贈る時期をまとめました。
遠方の方に贈る場合などは、とくにチェックしておきたいですね。
お中元はお返しするべき?
7月~8月に贈られてくるお中元。
楽しみにしている方も多いですが「お返しはするべき?」と悩むことも結構あるようです。
以下の記事では、お中元をもらったらお返しするべきなのか説明していますよ。
お中元にのしは必要か
お中元は、贈答品によく付けられている「のし」が必要です。
皆さんは「のし」は何のためについているのか、ご存知でしょうか?
お中元の熨斗(のし)とは?基礎知識や書き方、注意点などを解説!では、お中元ののしについて徹底解説しています。
お中元の疑問やお悩みをまとめて解決!
お中元の疑問やお悩みは、以下の記事でまとめて解決しちゃいましょう。
お中元とは?贈る・もらったときのお中元マナーとはずさないお中元ギフトを幅広く紹介では、知っておきたいお中元のマナーとお中元にぴったりなギフトを紹介しています。
まとめ
今回は、お中元のマナーについて説明しました。
まず、お中元は必ずお中元の時期に贈らなければいけません。
エリアによってお中元の時期が異なるので注意しましょう。
その次は、お中元を贈るときのマナーに気をつけましょう。
最低限、品物の金額とのしの書き方は押さえておいてください。
最後は、お中元をもらったときのマナーに気をつけましょう。
お中元をもらった場合、基本品物のお返しは必要ありません。
品物を受け取ってから、1週間以内にお礼状を出しましょう。